静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅱ 初春を祝う ―七福うさぎがやってくる!
静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)|東京都
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可愛くておめでたい
私も兎年なのでこの展覧会はとても嬉しかったです。観られてとっても楽しかったし心浮き立つ展示会でした。
人形たちが可愛くてめでたくて華やかでいうことなし。
レプリカでもあれば欲しいくらいに可愛かった。
一体一体は小さいけれどその数が結構あるので、意外に観甲斐がありました。七福神と兎をかけての人形たち。注文で作らせたそうです。
この美術館は初めて伺いましたが、建物がとっても立派で素敵。ロビー中央が吹き抜けのようになっていて天井高いのがまた良かった。
ホールから一室一室展示があるお部屋に入っていく造りでした。
展示の中には、国宝の曜変天目の器があり、青と藍色、銀色、光の加減では時に虹色に輝くその器は何とも美しく本当に見惚れてしまいました。世の中にこんな美しい器があるなんて。これは本当に観れて良かった。
ロビーではこの器の説明とこの美術館の成り立ちが映像フィルムで流れていて、それもとても参考になりました。
また横山大観の日の出の絵と、酒井抱一の富士山の絵の展示もあり、両方ともとてもおめでたい絵だったので新春に相応しかったです。
ただ残念だったのはHPにある他の国宝やこの美術館を代表する絵画や書などの常設展示がなかったこと。スペースがないので仕方ないのかもしれませんが、王義之の書や信長秀吉家康が使った茶入れも観れると思って行ったのですが、観れなくて残念でした。何回か通えば観れるでしょうか。
明治生命館の一階がこの美術館ですが、二階に上がると明治生命館さんが管理してるこの建物の2階の部屋の見学ができます。受付の方に申し出て二階に上がると昭和の建物でありながら重要文化財になっている素敵でモダン、レトロなお部屋が観れます。美術館と共に堪能するのがお勧めです。