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[館蔵]秋の優品展 桃山の華

[館蔵]秋の優品展 桃山の華

五島美術館|東京都

開催期間:

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結構なお道具ありがとうございます

五島美術館、初めて行ってきた。

上野毛駅(かみのげえき)から、5分ほど歩いていくと、閑静な住宅街に寝殿造り風の建物がどーんと現れる。

展示は、第1、第2室に分かれていたが、そんなに広くはない。解説を見ながら日本美術を楽しむのに、ちょうどいいサイズ感。

ここのお宝は、なんと言っても、国宝 「源氏物語絵巻」と、「紫式部日記絵巻」で、それぞれ、年に一度展示される。

今回は「紫式部日記絵巻」が見られた。

ほかにも、本阿弥光悦、俵屋宗達など、東博にも負けてないと思うコレクションに圧倒された。

特に惹かれたのが、茶道具。

「茶入」って、こんなに大きかった?って、驚いた。

「唐物 大海茶入 銘 稲葉大海」
「唐物 文琳茶入 銘 本能寺」
「唐物 円座肩衝茶入 銘 利休円座」

ほか2点

なんだか名前もスゴイ。

唐物とは、おもに中国から伝わったものをいい、珍重されたらしい。

ちょうど、この展示の近くに、信長、秀吉、利休の書もあって、もうバーチャル戦国。

オマケに、古田織部が「今後これほどの物はない」と
書き残したという、「古伊賀水指 銘 破袋(やぶれぶくろ)」も出ていて、破れっぷりに感激。

残念だが、織部の書は関東大震災で焼けてしまったらしい。

続いて第2室は、桃山時代の焼き物。

楽焼、瀬戸、織部、古備前など。

とくに目に止まったのが、「志野茶碗 銘 梅が香(うめがか)」

志野茶碗といえば、三井記念美術館の「国宝 志野茶碗 銘 卯花墻 (うのはながき)」を思い出した。

志野茶碗は白っぽいと覚えていたが、「梅が香」は違った。

名前に梅とあるように、赤と黄が混じったような。オレンジ?白ではなかった。

茶道具、奥が深い。

最後は、五島美術館の特徴でもある庭へ。 

東京23区内にいるのを忘れる。

かなり高低差のある庭を歩きながら、根津美術館の庭を思い出した。

根津は、かなり整えられている印象だったが、ここは少しゆるい、と言うか自然な感じ。

そぼくな石仏に、春日灯籠がポツンポツンとあって、
奈良の春日山原始林。言い過ぎ?

庭から出てしまえば、5分程で二子玉川駅へ。

五島美術館、なにかとちょうどいい。

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