
企画展「ラーメンどんぶり展」
21_21 DESIGN SIGHT|東京都
開催期間: ~
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No Donburi, No Ramen
桜の開花にはあとちょっという3月初旬の上野公園。
都美でミロ展見終えて、さあ次はどこにするか、常套なら東博の大覚寺展なのですが、どうも最近は足腰弱ってあそこまで行くのが億劫。また戻ってくるのもしんどいし。どうせならその後の移動を考慮して別のとこにしようと、六本木を選びました。(どこが億劫やねんw)
日比谷線で乗り換えなしでやって来たのは、21_21デザインサイト。
実はここ初訪問、だいたいの位置は予習したのですが、たどり着くのにややてこずりました。
建物外観はめっちゃカッコイイ!思わずスマホ撮影してしまいました(笑)
ところが入口がわからん。ラーメン屋ののれんはかかっているのだが、そこが入口には見えません。
あ、申し遅れましたが、見に来た企画展は「ラーメンどんぶり展」であります。
建物の中ほどの通路を2往復ぐらいして、やっとわかりました。のれんのとこが入口で近づくと自動ドアが開いたからです。
カッコつけた設計の弊害というか、使う人のことなんか全然考えてない見栄えだけの造り。
と言えばおわかりですね。設計はA藤T雄と判明し、さもありなんと思いました。
やっぱこの人の建築はイキってるだけで好きになれません。てか大嫌いです。
入館し当日券で会場へ。地下へのスロープを下ります。
階段じゃなくてスロープにしてバリアフリーにしましたって言いたいのか。そんなので胡麻化さず、最初から地下にしなけりゃいいだけの話。
さて無駄話はこのへんにして、ラーメンどんぶり展。
いろんなクリエイターさんがたがラーメン丼のデザインをやってみましたってのが主旨。
そのスペースがメイン展示になるわけですが、まず最初に現れるのは全国各地のラーメン屋さんで実際に使用中の丼大博覧会。
正直、私はこっちをもっとじっくり見たかった(笑) いやホントの話。
ありとあらゆるラーメンどんぶりのオンパレードで、オーソドックスなものから奇を衒ったものまで、行った店、行きたい店、有名な店、未知の店、階段状のひな壇に並んだ姿は圧巻です。
ただ、一番上の段が顔のあたりに来るので、中段から上のほうは鉢の内側が見えず。これはものすごく不満でした。
もう一つの不満は、出展ご協力いただいた各店のリストがないこと。
これは失礼でしょ。せめて出てた店の所在地と屋号は印刷物にして出してあげなきゃ。
会場でわかっても覚えきれないし、あとでウエブサイト見てもリストはないし。
図録か写真入りブックレットでもあれば買ってたけどそれもないし。私は展覧会での撮影反対派だし。
入場料1600円はペイしてませんね、この企画展は。
どんぶりアートは面白かったです。
40人40作、皆さんのオリジナリティー溢れてて、カブったデザインや絵柄が全然ないのが素晴らしい。
前述したように図録がないので誰がどんなドンブリデザインされてたのかをほとんど忘れてしまって個別感想書けないのが歯がゆいです。
覚えてるのを二つだけ。
一つは片桐仁さんの作。これはもう、この丼では絶対に食べたくないって絵柄。見ればわかります(笑)
もう一点は、塩川いづみさん作品。鉢の内周に十二支の絵と漢字を時計の文字盤状に描いたもの。
これ、実は当展訪問の前日、熱海山口美術館で小皿の絵付け体験したんですが、そのときに私がやろうとしてやらなかったやつなんです。
昔の時刻(子の刻とか丑の刻とか)の漢字一文字を今の時刻の位置に入れてみようかと思ったんですが調べるのがめんどくさかったんで断念。
それを見事にしかも動物の絵入りでやってくださってたんで驚き、かつ嬉しかったです。
そんなこんなでいろんな丼見てたら、俺だったら私だったらこんなのにするかなって、イメージ湧いてきませんか?
実はそれが叶うんです。
会場出たとこにデザインシートと色鉛筆が用意されてて、自分の好きな絵柄を描いて提出できるんです。優秀作品(?)は掲示されるようにもなってます。
私も描きました。それは展覧会サイトにUPされるようになってて、後で見てみたら優秀作には選ばれてませんでしたが、応募作品は全作が出てますんで、自分のを探す楽しみがあるんです。
私のは会期初日のどこかにあります。どれかは秘密です(笑)