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ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢

ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢

大阪市立美術館|大阪府

開催期間:

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一度ではみきれなかったので、東京展へも→

大阪から始まったこの巡回展「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」の東京展に、夫といく約束をしているものの、予習とリニューアルされた大阪市立美術館の様子をみたくて、抜け駆けした。
伝えられていた通りゴッホ展は大反響で美術館全体が混雑していて、美術館の改修された様子をじっくりみることができなかった。次の大阪出張の際にリベンジしよう。

ゴッホの作品はインパクトがあり、Tシャツやクッキー缶など複数のプロダクトに用いられているので、多くの人にとって身近な作家だろう。
ドラマティックな人生は、原田マハさんの小説や映画など史実に基づいたフィクションとして展開されている。
例に漏れず私も読んでいるし、西洋美術の本で作品解説に触れていた。

今回特にみたかったのは、ミレーの影響を受けて描かれた 《種まく人》と晩年の風景画。
そこに辿り着くまでにはしばらくかかる。
まずはファン・ゴッホ家の歴史から始まる。展示会のタイトルが「家族がつないだ画家の夢」だけに、想像以上に思いが溢れている。
フィンセント・ファン・ゴッホは、弟のテオに経済的にも精神的にも全面で支えられていた。
私にも兄がいるが、私がテオだったら、おい兄ちゃんこっちも大変だよと投げ出していたと思われるけど、どうしてテオはどこまでも兄のフィンセントを支え続けられたのだろう。やはり画商として培った目だったのだろうか。欧米の家族愛は私のそれとは異なるのだろうか。ゴッホの作品をみるたびにテオのことを思ってしまう。
そしてそんなテオのことを受け入れた奥さんのヨーもただならぬ女性だと思う。ひとり息子に兄と同じ ”フィンセント(・ウィレム)” とまで名付けている。
テオはフィンセントが亡くなって半年後に33歳の若さでなくなるが、この時ヨーとの間に生まれた息子は1歳を迎える直前で、その後のヨーの苦労は計り知れない。
ヨーと、フィンセントの甥のおかげで私たちは今、ゴッホの作品をみれている。本当に言葉がない。
この辺りは事前に公式サイトなどで概要を読んでおいて、展示会場では斜め読みして体力を温存し、目当ての作品鑑賞に集中したいところだが、まだそうは行かない。

第二章はファンゴッホ兄弟のコレクション
明らかにゴッホとは異なる作風の作品が並ぶ。この作家とゴッホの関係は?この作家は他にはどんな作品を描いているのだろう、意識が何度もゴッホから違うところへ向いてしまう。
ゴッホの肖像画を描いたジョン・ピーター・ラッセルは、パリでゴッホと出会ったオーストラリア出身の画家。オーストラリア?
ゴッホとアルルで短い共同生活をしていたゴーガンの作品や、同時期の画家同様、ゴッホも好んでいた浮世絵をみると、意識がだんだんとゴッホに戻ってくる。

それが過ぎるといよいよ目当ての第三章
目当てだった作品よりも、植物を描いたものに目が留まった。
ゴッホの植物がいえば、東京にもある 《ひまわり》を連想し、他はすぐに思い浮べるのは難しいけど、
西洋美術館には 《バラ》 があるし、ポーラ美術館に 《アザミの花》 がある。
ここにも意外にもカラフルな花があった。花ではなく、穂もなんというかカラフルで、手を伸ばして摘みたくなった。
この章は思っていた以上のインパクトを受けた。
後に四章、五章と続いたけれど、体力と混雑具合で東京でしっかりみようとさらりと流した。


思えば、この展示の他に箱根のポーラ美術館で、ゴッホの展覧会を同時期に日本で2箇所やっている。
(ポーラ美術館「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」2025年5月31日(土)~11月30日(日))
どちらもゴッホオンリーではないといえど、ゴッホは画家としての生涯約10年で、800以上の油絵をはじめ、素描・水彩画など含め、2000以上のものすごい数を残していることで知られているけれど、それほど多くの作品を集められるのか気になった。
この巡回展の方は、アムステルダムのゴッホ美術館からも作品を借りている。
ちょうどアムステルダムにあるゴッホ美術館が閉館の危機?とのニュースが飛び込んできた。
世界中にゴッホファンがいるから簡単には閉館しないだろうけれど、こういうニュースをみるとひとりのアートファンとしてもっともっと美術館に足を運んで本物に触れたいと思う。

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