松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―
京都市京セラ美術館|京都府
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草間彌生の眼
展覧会の一番初めに草間彌生さんが版画を見て感じたことを教えてほしいって言っていたので正直よくわからなかったけど書く。
水玉模様の靴、帽子、ドレス、ぶどう、花と進んでいき(ぶどうを見て、よくこんなに水玉見つけてこれるなぁと感心した。伊藤潤二の「うずまき」読んだ時と同じ感覚。よくこんなにうずまき見つけてこれるよなぁ)、自画像の顔にも水玉が描かれているのを見て確かに人間の顔も毛穴があるもんなと思った。ということは、この世の中にひとつながりの滑らかなものなんてないのかもしれない。有機物は細胞が集まってできているし、無機物も分子でできている。私たちは普段はそれを忘れて世界を見ているし、そうじゃないと情報処理が追いつかないわけだから大雑把につるつるすべすべした滑らかなものとして世界を捉えているが、草間彌生にはそういう風に水玉の集まりとして世界が見えていて、それはしんどいことかもしれないけれど世界をより濃密に見ているってことなんじゃないかと思う。
かぼちゃの表面の水玉を見て、福田平八郎を思い出した。かぼちゃという対象を徹底的に凝視したんだろうと思う。また、「かぼちゃのひるね」、「ダンスかぼちゃ」という作品があって、かぼちゃも私たちが見ていないところでは昼寝したりダンスしたりしてるのかもしれない。草間彌生には、目の前にある対象の「いま」の姿だけじゃなくて、私たちには見えない軸での対象の姿が見えているんじゃないだろうか。
などと考えながらカフェENFUSEでホットチョコレートを飲んでいると、飲み干したカップに残った泡が水玉だ。よく見るとテーブルにも水玉があるし口を拭いたナプキンにも水玉が
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- morinousagisanさん