5.0
建物にうっとり、常設展示はうっかり、松田権六にびっくり
美術館巡りで金沢を訪問。
まずは国立工芸館へ。
明治期の旧陸軍の建物と聞いていましたがなんと美しい。しんしんと雪が降る中,
ひと時ぼんやりとそのたたずまいに見とれてしまいました。
目的は鈴木長吉《十二の鷹》です。ついに実物が見られる!と思いきやどの部屋を見てもない。
それもそのはず、企画展の期間はその展示が中心で
所蔵品を常に常設展示する施設ではないということを学芸員さんに教わりました。
完全にこちらの勉強不足でした。
そんな中でも、一番感動したのが建物2階にある小さな和室。「漆の神様」と呼ばれる松田権六の蒔絵の作業場が再現されています。一室ですべての作業が完結するよう筆や刷毛、その他の仕事道具が実に整然と並んでいます。… Read More