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広島県立美術館は、1968年9月に中国地方にはじめて開設された公立美術館である。1996年10月には、隣接の旧広島県立図書館の跡地に拡幅して新築され、再開館した。
広島にゆかりのある画家の作品や、アジア各地の工芸品、1920~30年代の世界の美術作品などをテーマに約4500点所蔵する。
主な所蔵品に、「伊万里色絵花卉文輪花鉢(柿右衛門様式)」(重要文化財)、「伊万里柿右衛門様式色絵馬」、「厳島図屏風」、サルバドール・ダリ「ヴィーナスの夢」、ジャン・アルプ「目覚め」、イサム・ノグチ「追想」、ルネ・マグリット「人間嫌いたち」、広島県ゆかりの作家からは南薫造「坐せる女」、靉光「帽子をかぶる自画像」、圓鍔勝三「途上」、児玉希望「晩春」、平山郁夫「広島生変図」、奥田元宋「秋巒真如」などがある。
(年4回程度、展示替を行うため、上記の作品が展示されていない場合があります。)
隣接する名勝 縮景園(しゅっけいえん)とともに、このあたりは、戦前まで旧広島藩主 浅野長勲(あさの ながこと)の所有していた敷地であった。ここに1913年10月、「観古館(かんこかん)」として、浅野家の博物館が開設した。浅野家の和漢古書や刀剣、茶器類などが展示され、年間約4万人ほどが来館した記録が残っており、日本初の私立美術館といわれていた。1939年(昭和14年)に縮景園とともに広島県へ寄付されたが、1945年(昭和20年)の原爆で焼失した。
同地には、1960年(昭和35年)4月広島県立図書館が建てられた。1960年代に入り美術館建設に向け具体的に計画が進み、1968年(昭和43年)9月、中国地方における最初の公立美術館として県立図書館の隣に、広島県立美術館が開館した。
1980年代に入ると、美術館の改新構想が持ち上がる中で、県立図書館の移転が決定したことから、美術館を拡幅しての建て替え、および縮景園との景観的な一体化が図られ、1996年(平成8年)10月、新館として再開館し、現在に至る。
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