隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編
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姫路市立美術館は、世界文化遺産 姫路城の東側に位置する、赤いレンガ造りの市立美術館である。姫路の文化の高揚と郷土作家の育成を担う美の殿堂として1983年(昭和58年)に開館した。明治時代の建物(明治末~大正2年建築・旧陸軍第10師団の兵器庫、被服庫)を保存活用したもので、夜間には、姫路城とともに美しくライトアップされ、昼間とは異なった景観を見せている。
館蔵品は、日本画、油彩、水彩・素描、版画、彫刻、工芸(東山焼・刀剣)など多彩なジャンルの作品を網羅している。姫路を中心とした郷土出身の作家、郷土の風物を描いた作品など、郷土ゆかりの作品に加え、姫路市がベルギーのシャルルロワ市と姉妹都市関係にある縁で収蔵する運びとなった、ベルギー美術のコレクションや、ロダン、ブールデルの作品など、世界的な名品、名画の収集にも力をいれている。
緑の芝生に囲まれた美術館の敷地内には彫刻などが配置され、散策しながら、芸術鑑賞を楽しむことができる。また、姫路市立美術館の建物は、第1回兵庫県緑の建築賞(昭和60年)や環境色彩10選公共の色彩賞(昭和63年)を受け、平成15年には国の登録有形文化財となった。
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