4.0
圧倒的な展示数だからこそわかる変化
500点を超える展示作品に圧倒されます。細かい解説は全くありませんが、だからこそ、作品を楽しめるし、長い時間と、多くの作品によって、デザインの移り変わりが楽しめました。展示数を考えると疲れてしまいそうですが、疲れたと言うより、しっかり楽しめたという感じの残る展覧会です。
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グラフィックデザイナー永井一正は言います。
「宇宙の中から奇跡的に地球ができ、微生物が生まれ、そして生き物たちのひとつとして人間が誕生した。そこには何か宇宙の法則、摂理があり、それを『かたち』にしていくこと―それがデザインの仕事である」と。
1929年大阪に生まれた永井は、実家を戦火で焼失、戦後に姫路で中学・高校時代を過ごした後、東京藝術大学彫刻科中退を経て、戦後まもない 1950年代初頭よりグラフィックデザインの現場に身を置きました。
文字通りゼロからの出発でしたが、1953年に日本宣伝美術会会員となり、1960年には日本デザインセンター創立に参加、常に時代の最前線で数多くの企業や組織・国家事業のロゴ・シンボルマーク、そしてポスターデザインを世に送り出してきました。
とりわけ、ライフワークとして自身の生命観や自然観といった壮大なテーマを表現した「LIFE」シリーズは、グラフィックデザインの概念と可能性を拡げるものであり、現在も新たな作品が生まれています。
本展では、類まれなポスター芸術の世界を開拓した、永井一正の初期から最新作までのポスター作品500点余りを一堂に展観し、国境や世代を超えて人々に勇気とインスピレーションを与えるその創造の源泉に迫ります。
◆オープニング記念対談会
「デザインという未来」
11月12日(日) 13:30-15:00
講師:永井一正氏×永井一史氏(アートディレクター、多摩美術大学教授)
会場:2階講堂
定員:先着90名 入場無料
※13:00より1階ロビーで整理券を配布
◆ギャラリーイベント
「つくることば、いきることば」
永井一正著作朗読×ライブ×ギャラリートーク
朗読・ヴォーカル・ギター:Ayuo(作詞・作曲家)
プロデュース:軸原ヨウスケ(遊びデザイナー、COCHAE代表)
コーディネーター:姫路市立美術館学芸員
【対象:小学生と保護者】
11月18日(土)、19日(日)
両日とも11:00-11:40
会場:企画展示室
定員:先着20組
※各回、10:30より展示室前で整理券を配布。
本展覧会の観覧券(当日に限り半券可)が必要
【対象:どなたでも】
11月18日(土)、19日(日)
両日とも14:00-14:40
会場:企画展示室
座席定員:先着50名
※各回、13:30より展示室前で座席整理券を配布。
立っての参加も可能です。
本展覧会の観覧券(当日に限り半券可)が必要
◆ 永井一正(ながいかずまさ 1929-)プロフィール
グラフィックデザイナー。現在、日本デザインセンター最高顧問、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)特別顧問、日本デザインコミッティー名誉会員、東京アートディレクターズクラブ(ADC)会員、AGI(国際グラフィック連盟)会員。
札幌冬季オリンピックをはじめ、沖縄海洋博、茨城県、新潟県、東京電力、アサヒビール、スルガ銀行、JA(全国農業協同組合)、つくばエキスプレス、三菱東京UFJフィナンシャルグループ等、多くのシンボルマークを制作する。ポスターは、企業広告はもとより、富山県立近代美術館(現・富山県美術館)の企画展ポスターをはじめとする展覧会、演奏会などを幅広く手掛け、国内外の受賞歴多数。1980年代後半より、独自の創作活動として、動植物をモチーフとした《LIFE》シリーズを展開。本シリーズは、2003年より銅版画を原画とした制作へと発展する。
姫路は両親の故郷であり、10代後半の学校生活を旧制姫路中学、姫路西高等学校で過ごしたこともあって縁が深く、1989年の姫路市制100周年の折にはシンボルマークと記念事業ポスターを制作している。姫路市立美術館での個展は1988年以来、2度目の開催となる。
会期 |
2017年11月12日(日)~2017年12月24日(日)
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会場 | 姫路市立美術館 Google Map |
住所 | 兵庫県姫路市本町68-25 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 600円(400円) 大学・高校生 400円(300円) 中学・小学生 200円(100円)
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TEL | 079-222-2288 |
URL | https://www.city.himeji.lg.jp/art/ |
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500点を超える展示作品に圧倒されます。細かい解説は全くありませんが、だからこそ、作品を楽しめるし、長い時間と、多くの作品によって、デザインの移り変わりが楽しめました。展示数を考えると疲れてしまいそうですが、疲れたと言うより、しっかり楽しめたという感じの残る展覧会です。
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