4.0
古代コプト裂から中世フランスのタピスリーまでいろいろ展示されています。
展示はコプトの古代裂の展示から始まって、ペルシャの絨毯、 中世フランスのタピスリーへと展開されます。
最後は現代のものと染料などの資料の展示でした。
各章のはじめの文章が簡潔ながら要領よくまとめてあってわかりやすいのがよかったです。
図録は小ぶりで500円で、展示室にあった解説パネルの文章はそのまま収録されています。
正倉院展に出品される古代裂やフランス中世のタピスリーに興味がある人は楽しめると思います。
布の「染め」ではなく、「織り」に興味のある人に向いています。
ただ、時代や地域が雑多な感じがするので、章ごとに頭の切り替え(?)が必要かもしれません。