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十和田市現代美術館は、青森県十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada」(アーツ・トワダ)の拠点施設として、2008年4月26日に開館した。
「Arts Towada」計画では、十和田市のシンボルロードである官庁街通り全体をひとつの美術館に見立て、多様なアート作品を展開していくもので、アート作品に加えて、十和田市の歴史や美しい自然、そして地域のもつ活力を引き出し未来へつなげていくような仕掛けを随所に盛り込むことで、十和田市を個性あふれる『アートの街』『感動創造都市』として国内外の多くの人々に印象づけることを目指している。
その中核施設となる十和田市現代美術館が、2008年度に開館。引き続いて美術館向かい側の税務署跡地他の整備およびシンボルアートの設置を行い、Arts Towadaは2010年春に完成した。十和田市企画調整課の計画のもと、ナンジョウアンドアソシエイツが全体監修を行った。
38点の恒久設置作品が展示されている常設展は、草間彌生、ロン・ミュエクなど世界で活躍する33組のアーティストによるコミッションワークにより構成されている。
美術館の特徴として、個々の展示室を、「アートのための家」として独立させ、敷地内に建物を分散して配置し、それらをガラスの廊下でつなげている。
また、アート作品の展示スペースはいろいろな方向に向かって大きなガラスの開口を持ち、アート作品が街に対して展示されているかのような開放的な構成となっている。
このコンセプトは、建築家の西沢立衛氏が提案した設計案によるものである。各展示室を独立配置させることで、それぞれのアート作品にあわせて建築空間をつくることができ、各展示室は独立したパビリオンのように敷地の中に点在する。
この分散配置は、屋外展示スペースやイベントスペースを生み出し、来訪者は屋内空間と屋外空間を同時に体験することが可能になる。
広場と建物が交互に並ぶ官庁街通りの特徴から着想を得て、「官庁街通り全体を美術館と見立て」たもので、建物内の活動が通りや街に連続してゆくような、開放的な建築空間となっている。
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