この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
Arts Towada 十周年を記念した全3期にわたる展覧会「インター+プレイ」展を開催しています。その最後を飾る第3期では、青森県十和田市出身の映像作家 水尻自子と漆彫刻家 青木千絵の作品を展示します。
水尻自子のアニメーション作品は、鑑賞者の触感や痛覚を刺激し、まるで視覚で物に触れているような感覚を呼び起こします。本展の作品はミュージシャンの本田ゆかが音楽を担当し、十和田のために制作された新作です。一方、漆を用いた青木千絵の彫刻作品は、身体をモチーフにし、体の内側に溜まった感情が外側の身体へと現れ、覆い尽くすような造形です。身体を覆う幾重にも重ねた漆の鏡面には、奥にのみこまれるような深みがあり、鑑賞者を作品の内側に惹き寄せます。展覧会では新作と旧作を組み合わせて展示します。
第3期では、身体の内と外を越境し、他者と感覚を共有していく映像や彫刻作品が中心となります。美術館とまち、人と自然との関係から考え始めた相互作用(インタープレイ)という展覧会のテーマを、身体感覚の領域にも広げていきます。なお、第2期のトマス・サラセーノの展示の一部や、通年展示の鈴木康広《はじまりの果実》、目[mé]《space》は、引き続き展示し、問題行動トリオによるパフォーマンスも会期中に開催します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年4月12日(火)~2022年5月29日(日) |
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会場 |
十和田市現代美術館
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住所 | 青森県十和田市西二番町10-9(官庁街通り沿い、消防署となり) |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※祝日の場合はその翌日 |
観覧料 | 一般 800円 団体(20名以上)100円引き 高校生以下 無料 |
TEL | 0176-20-1127 |
URL | http://towadaartcenter.com/ |
十和田市現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

青木千絵《BODY18-2》2018年
撮影:池田ひらく

青木千絵《BODY21-3》2021年
撮影:今村裕司 画像提供:現代美術 艸居

水尻 自子《不安な体》2021年
©MIYU Productions, New Deer, Yoriko Mizushiri

水尻 自子《不安な体》2021年
©MIYU Productions, New Deer, Yoriko Mizushiri

トマス・サラセーノ “Arts Towada十周年記念「インター + プレイ」展 第2期” 展示風景
2021年 撮影:小山田邦哉

鈴木 康広《はじまりの果実》2020年
“Arts Towada十周年記念「インター + プレイ」展” 展示風景
撮影:小山田邦哉

目[mé]《space》2020年
“Arts Towada十周年記念「インター + プレイ」展” 展示風景
撮影:小山田邦哉

目[mé]《movements》2019年
“Arts Towada十周年記念「インター + プレイ」展” 展示風景
撮影:小山田邦哉

問題行動トリオ《三本木散歩》2021年
“Arts Towada ⼗周年記念「インター + プレイ」展”
撮影:小山田邦哉