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根津美術館の過去開催仏教美術展中、BEST３に入ります！
根津美術館で開催された仏教美術展中、間違いなくBEST３に入ります。企画展総展示数47点中、国宝2点、重文17点、重美5点という豪華さです。平安、鎌倉の仏画の優品、希少な図像、因陀羅、明兆作品、高麗仏画も5点。この他、白描図、図像抄、中尊寺経に絵巻3本はたっぷり展示されておりました。眼福のひととき。
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
現在、7600 件を超える根津美術館の収蔵品の中には、仏教美術作品が数多く含まれています。コレクションの基礎を築いた初代根津嘉一郎（1860 ～ 1940）が無神論的思想の広がりを憂いて、その晩年に仏教思想の教導のため無宗派寺院の建立を目指したことなども大きく影響して、仏像・仏画・仏具・写経など、その総数は900 件以上を数えます。
そのうち約200 件を占めているのが平安から江戸時代に至る絵画作品で、しかもそのジャンルは密教系、釈迦・浄土信仰系、仏伝、絵伝、縁起絵、垂迹画、禅宗系、宋元や朝鮮半島からの請来仏画など、多岐にわたっています。これらの仏画コレクションは、日本の私立美術館の中では最高レベルといってよい質と量を誇っており、なかには国宝「那智瀧図」のように日本美術史上に輝く名品も含まれています。
本展覧会には、根津美術館が所蔵する仏画の中でも特に美麗な名品や、希少性が高い作例などにしぼった、国宝・重文計18 件を含む約40 件、いわばコレクションの粋を展示いたします。この貴重な機会に、仏画の華やかさや多彩な表現をぜひご堪能ください。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2024年7月27日(土)～2024年8月25日(日) |
|---|---|
| 会場 |
根津美術館
 Google Map |
| 住所 | 東京都港区南青山6-5-1 |
| 時間 | 10:00～17:00 （最終入場時間 16:30） |
| 休館日 |
月曜日 ※ただし、8月12日（月・振休）は開館し、翌8月13日（火）休館 |
| 観覧料 | オンライン日時指定予約 一般 1,300円（1,100円） 学生 1000円（800円）
|
| TEL | 03-3400-2536 |
| URL | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
根津美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 ｜ 鑑賞レポートREVIEWS
4.0
根津仏教絵画精華
根津美術館所蔵の仏教絵画の精髄が味わえるスゴイ展覧会！
ゾン美がキュレーションなら根津は作品力で押し切るストロングスタイル。
院政期の大日如来像と高麗の阿弥陀如来像の両重文は大好きな作品。国宝に格上げして欲しい。
公開機会の少ない国宝那智瀧図が通期で見られるのも嬉しい。
こちら少し離れたところから見ると抽象絵画にも見えてきてすごくカッコイイ。
国宝因陀羅も展示。アーティゾンと合わせて現在都内で２作品が見られます。
仏画の館蔵品図録が新刊。展示されていない重文がまだあることにも驚く。第２弾希望。
インバウンドで賑わっていますが展示内容にはあまり興味がないのか作品はしっかり見られました。
開催期間は１ヶ月足らず。再訪します。
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出展作品・関連画像IMAGES
重要文化財 愛染明王像 日本・鎌倉時代 13世紀 根津美術館蔵
国宝 那智瀧図 日本・鎌倉時代 13～14世紀 根津美術館蔵
兜率天曼荼羅 日本・南北朝時代 14世紀 根津美術館蔵
重要文化財 羅漢図 中国・元時代 13～14世紀 根津美術館蔵