石川九楊大全

上野の森美術館

  • 開催期間:2024年6月8日(土)~2024年7月28日(日)
  • クリップ数:24 件
  • 感想・評価:1 件
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「ヨーロッパの戦争」のさなかに——人類の未熟について
95cm×60cm 2023年
ざぼんに刃をあてる刃を入るゝ
24cm×34cm 2021年
源氏物語書巻五十五帖「若菜 上」
59cm×94cm 2008年
源氏物語書巻五十五帖「椎本」
59cm×94cm 2008年
歎異抄 No.18
92cm×57cm 1988年
李賀詩 感諷五首(五連作より)
360cm×192cm 1992年
徒然草 No.22 95cm×62cm 1993年
夜も鳴く蟬の灯あかりの地に落る声
24cm×34cm 2021年
エロイ・エロイ・ラマサバクタニ
270cm×341cm 1972年
「全顔社会」の恢復を願って
60cm×95cm 2022年
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「石川九楊大全」は、書表現により時代を反映した作品を書き続けてきた石川九楊の創作の全容を明らかにする連続展です。現在における「書く」行為とその先に見えてくるものを問う、大規模展覧会となります。

一作家による二ヶ月間、連続開催の大型個展
本展では、作品の全容を展示するために会期をひと月ごとに分け、展示作品を全面的に入れ替えた、2つの異なる展覧会を開催します。6月開催の【古典篇】では「歎異抄」「源氏物語」や「徒然草」、中国の「李賀」の詩など古典に取り組んだ作品や、「千字文」を盃1,000枚に綴った「盃千字文」などが並びます。また7月開催の【状況篇】では現代作家や自作の詩文の言葉を書いた作品を展覧します。

多数の未発表作品の展示
2017年に上野の森美術館で開催された「書だ!石川九楊展」では展示することのできなかった作品や、「妻を語る」シリーズ、「河東碧梧桐109句選」、「戦後史編」シリーズなどの新作を多数出品します。また、あらたに将棋の駒に揮毫した作品も出品するほか、【古典篇】、【状況篇】いずれにおいても大型の新作作品を発表する予定です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年6月8日(土)~2024年7月28日(日)
  • 【古典篇】 遠くまで行くんだ
    会期:2024年6月8日(土)〜6月30日(日)
    【状況篇】 言葉は雨のように降りそそいだ
    会期 :2024年7月3日(水)〜7月28日(日)
会場 上野の森美術館 Google Map
住所 東京都台東区上野公園 1-2
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 会期中無休 
※7月1日、2日は展示替えのため休館
観覧料 当日券
一般・大学生・高校生 2,000円
中学生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料 (要証明)
※上野の森美術館友の会会員 1,800円(会員証を要提示)
  • 前売券
    スペシャルチケット(ペアチケット2枚セット) 3,000円、1枚 1,800円
    ※お二人で入場の方、またはお一人で会期中2回入場いただく方にお得なチケットです
    ※1回のご購入につき4セット(8枚)まで購入可
    ※スペシャルチケットは数量限定につき予定枚数に達し次第販売終了となります
    ※前篇と後篇、それぞれチケットが必要です
TEL03-3833-4191
URLhttps://ishikawakyuyoh-taizen.com/

上野の森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

上野の森美術館 上野の森美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

【古典篇】

石川九楊の作品は一見すると抽象表現にも見える。しかし、読み解いていくと確かに文字が、言葉が綴られている。そうした点で、いわゆる前衛書とは一線を画すものだと思われる。
石川九楊の作品を鑑賞するとき、2つの楽しみ方があると思う。まずは、全体を鑑賞し、作品から受ける印象を味わう。これは絵画的に見ると言っても良い。次に書いてある内容を読み解いていく。
釈文と照らし合わせれば1文字ずつの姿が現れてくる。その上で全体をまた味わうとことばの内容と合致した表現が見えてくる。
こうした点で、徳野大空《草原》や青木香流《ゆき》などの表現のひとつの深化した姿ともいえるのではないか。

また、極端にデフォルメされた文字で構築される作品を支えているのは、なんと言っても鍛え上げられた線。強い線だからこそ、画面が引き締まっている。これがただの線ならば素人臭さが残り、これほど魅力ある作品にならなかっただろうと思う。

後期も楽しみにしたいと思う。

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「ヨーロッパの戦争」のさなかに——人類の未熟について
95cm×60cm 2023年

ざぼんに刃をあてる刃を入るゝ
24cm×34cm 2021年

源氏物語書巻五十五帖「若菜 上」
59cm×94cm 2008年

源氏物語書巻五十五帖「椎本」
59cm×94cm 2008年

歎異抄 No.18
92cm×57cm 1988年

李賀詩 感諷五首(五連作より)
360cm×192cm 1992年

徒然草 No.22 95cm×62cm 1993年

夜も鳴く蟬の灯あかりの地に落る声
24cm×34cm 2021年

エロイ・エロイ・ラマサバクタニ
270cm×341cm 1972年

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