芸術家たちの南仏

DIC川村記念美術館

  • 開催期間:2023年3月11日(土)~2023年6月18日(日)
  • クリップ数:23 件
  • 感想・評価:2 件
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アンリ・マティス《ミモザ》1949年 切り紙絵(コラージュ)151.3×93 cm 公益財団法人池田20世紀美術館
キスリング《風景、パリーニース間の汽車》1926年 油彩、カンヴァス 80.7×100.2 cm ポーラ美術館
アンドレ・ドラン《パノラマ(プロヴァンス風景)》1930年頃 油彩、カンヴァス 80×179 cm ひろしま美術館
ポール・セザンヌ《マルセイユ湾、レスタック近郊のサンタンリ村を望む》1877–79年 油彩、カンヴァス 64.5×80.2 cm 吉野石膏コレクション(山形美術館に寄託)
アンリ・マティス《待つ》1921–22年 油彩、カンヴァス 61×50 cm 愛知県美術館
ソニア・ドローネー《色彩のリズム》1953年 油彩、カンヴァス 100×220 cm ふくやま美術館 DR
フェルナン・レジェ《コンポジション》1952年 陶板レリーフ 44.4×34 cm 公益財団法人大川美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

南仏は、かつて芸術家が景勝地や巨匠たちの作品を求めてパリからイタリアへ留学や旅行する際の中継地とみなされていました。しかし19世紀末以降、ヴァンスやニース、マルセイユをはじめ、多くの芸術家たちがその地を制作の場として選んだのです。

地中海や山々に囲まれた豊かな自然、そしてまばゆい光は芸術家たちを惹きつけ、ときには陶芸などその地に根差す技法によって創作意欲を刺激することもありました。終焉の地として根を下ろした者たちが、壁画や礼拝堂など集大成ともいえる大仕事を手がけたことも知られています。一方で、戦中には敵性外国人として収容された者たちや、港を目指したアメリカへの亡命者が、作品を生み出した場であったことも忘れてはなりません。

本展では、20世紀において芸術が展開した場としての南仏に注目し、その地で広がりをみせた交流や、表現あるいは技法について、国内の美術館などが所蔵する約30作家の作品と関連資料およそ150点を通して紹介します。

◆ 出品作家
ジャン・アルプ、ハンス・ベルメール、ピエール・ボナール、マルク・シャガール、アンドレ・ドラン、ラウル・デュフィ、マックス・エルンスト、フェルナン・レジェ、アンリ・マティス、パブロ・ピカソ、ヴォルス ほか

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年3月11日(土)~2023年6月18日(日)
  • ※会期中に一部展示替えがあります
    前期:3月11日(土)~4月30日(日)
    後期:5月2日(火)~6月18日(日)
会場 DIC川村記念美術館 Google Map
住所 千葉県佐倉市坂戸631
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 1,800円
学生・65 歳以上 1,600円
高校生以下無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://kawamura-museum.dic.co.jp/

DIC川村記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

DIC川村記念美術館 DIC川村記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

南仏らしい作品ばかりではありません

ちょうど庭園でツツジが見頃を迎えたので、ツツジと展覧会と併せて観てきました。
南仏がテーマの展覧会ということで、満開のツツジのように花が咲き乱れ、まばゆい光が輝く南国のイメージを想像しましたが、展示されていた作品は意外と暗く落ち着いた作品が多く、イメージとちょっと異なりました。

本展のメインビジュアルが、マティスの≪ミモザ≫なので、このイメージで展覧会全体を想像してしまいがちです。
第1章は明るい海や港を描いた作品が登場しますが、アンドレ・ドランの≪パノラマ(プロヴァンス風景)≫なんかは暗い色彩とトーンの風景画です。
第2章は「避難、あるいは収容」というテーマで、第二次世界大戦中の南仏は、「敵性外国人」として収容されたドイツ人の芸術家たちや、フランスのドイツ降伏を受けて他国への亡命を求めたシュルレアリストたちが、否応なく集うことになった歴史が紹介されています。
第3、4章では、南仏に移り住んだマティス、ピカソ、シャガールを中心の展示。いずれも南仏らしい作品という訳ではありません。
多くの画家を惹きつける魅力が南仏にあるということは良く分かりましたが、もう少し南仏らしい題材の作品が多くあると、その魅力も伝わったと思います。
最後にピカソとシャガールが談笑し一緒に写っている写真があって貴重です。

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Sukekiyo-Acckermanさん、micco3216さん

REPORT

アカシアの雨が上がって

ミモザと言われてもわからないが、アカシアならわかる。
花見の時期のちょっと前ぐらいに咲く黄色い房状の花だ。最近はあんまり見ない。
3月に上京し、入ったカフェの前に咲いていたのを見て翌日着るTシャツの色に相違ないことを確認した。…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、にゃんちゅうさん、さいさん、他1人

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アンリ・マティス《ミモザ》1949年 切り紙絵(コラージュ)151.3×93 cm 公益財団法人池田20世紀美術館

キスリング《風景、パリーニース間の汽車》1926年 油彩、カンヴァス 80.7×100.2 cm ポーラ美術館

アンドレ・ドラン《パノラマ(プロヴァンス風景)》1930年頃 油彩、カンヴァス 80×179 cm ひろしま美術館

ポール・セザンヌ《マルセイユ湾、レスタック近郊のサンタンリ村を望む》1877–79年 油彩、カンヴァス 64.5×80.2 cm 吉野石膏コレクション(山形美術館に寄託)

アンリ・マティス《待つ》1921–22年 油彩、カンヴァス 61×50 cm 愛知県美術館

ソニア・ドローネー《色彩のリズム》1953年 油彩、カンヴァス 100×220 cm ふくやま美術館 DR

フェルナン・レジェ《コンポジション》1952年 陶板レリーフ 44.4×34 cm 公益財団法人大川美術館

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