4.0
若冲と一村7点づつ拝見
岡田美術館の見どころは1階に展示されている膨大な量の中国・朝鮮の陶磁器だと思う。そして、陶磁器以外に、近世・近代の日本画、春画から縄文土器、土偶までと幅広いコレクションを備えていて、さすがに国宝とか重文は少ないけど、美品で構成されていることだ。入場するときは入場料が高いなあと思うけど見終わるとお腹一般な感じです。つまり満足するってこと。
一応、「若冲と一村 ―時を越えてつながる―」というタイトルにひかれて見に行きましたが、結局、印象に残ったのは中国の陶磁器だったりする。
ちなみに、若冲と一村が時を越えてつながる、というなら、自然を描いた画家たちはたいてい、つながるんじゃないでしょうか?と思います。それに、それぞれ7点の作品じゃあ、比較するにも点数が少なすぎる。でも、まあ一村の作品は、そう拝見できないし、若冲作品と並べて見ることもまずないので、あらためて、一村と若冲は独立して存在していることが分かって良かったのかもしれません。