5.0
さすが。圧巻です。文句なし!
タイトル以上にもう言うことない位。素晴らしい。
ここのスタッフさんは映画愛が本当にすごいんですよね。
もうひしひしと感じますよ、ええ。
もちろん今回はポスターマニアという存在(ジャンルと言いますか)があってのことでもありますが。
映画って視覚的な体験がメインなので、展示方法が難しいと思うんですけど、逆に考えれば切口によってかなり変えられて自由かもしれない。
文字情報が多過ぎると、映画は好きだけど本が苦手な人はきついでしょうし、ポスター展はそういう意味でちょうどいい。
主役のポスターですが、スタッフが思い入れのある「これ!」というのを楽しそうに選んでいるのが目に浮かびます。
解説がすごくて「そんなことあったんですか!」「お~、そうなんだぁ」と、こちらの心をくすぐる小ネタで畳みかけてくる。観たことない映画もキャプション読んでるうちに観たくなってくる。
そこにプラスしてポスターマニアとしての矜持も忘れない。特に「題字は益川進」というような解説には「そこまで調べるものなんですね・・・」と呆れるのと首を垂れるのと同時でした。
「反撥」や「震える舌(←確かにカルト文脈で語られることが多いが、闘病ものなんで怒られないか?笑)」ってホラー・・・?とかそういうこともちらっと思いましたけど、今回は日本のデザイナーによるポスター(日本公開時使用の)が多くて、海外の同じ映画のポスターを思い浮かべては違いを楽しみました。
で、ずっと「犬神家の一族」のサントラがかかってて奥の方から聞こえてくるの・・・若い二人組のお兄ちゃん達も超笑ってました(笑)。
この文章の上に出てる「オペラ座の怪人」のポスター写真を是非見て頂きたい。下から見上げている人たちが「なんじゃ、おめぇは?」みたいなすっとぼけてる顔してますでしょ(笑)。こういう斜めなのもあり、かっこよくて唸るデザインありで、とても楽しかったです。
第1章は撮影可。展示数59と多くはありません。が、常設には映像資料が結構ありますので、要時間配分かと。
また、ポスター展ちょこちょこあるので既出のものはやはりありました。それでもキャプション変えてるような気がしたんで、そういうところがここの信頼できるところだと思います。
余談ですが、過去にあった「Мondo展」のМondoの作家さん達が最近来日して、ここに来場してたみたいですね。きっと日本の映画人&映… Read More