4.0
超絶技巧に感無量
七宝の名工の技術の高さに感無量でした。
四季草花図花瓶の色、描かれた花々の美しさにうっとりしました。
菊蝶尽し花弁形鉢はパンフレットと色の感じが違って見え、特に内側の色はパンフレットの黒い感じは全くしなかったですね。
この季節の京都の清水周辺の賑わいから、当美術館に足を踏み入れると別世界の七宝の美しさにすっかり癒されました。
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日本の近代七宝は、天保4年(1833)に尾張藩士の梶常吉が七宝焼(有線七宝)の制作に成功したことによって始まりました。後に、尾張の遠島村(現愛知県あま市七宝町遠島)の林庄五郎がその技法を伝授されたことを機に、尾張は近代七宝の一大産地となっていきます。開国後、販路を海外に求めた近代七宝は、万国博覧会へも出品されて高い評価を得ます。需要が拡大するとともに尾張の職人は各地に招聘され、七宝は飛躍的に技術革新を遂げていったのです。
清水三年坂美術館には、近代七宝でも特に明治20年代から大正にかけて、七宝技術が最も円熟した時代に制作された作品を所蔵しています。中でも尾張七宝は、透明感のある茄子紺地を背景に、細緻な金属線と色鮮やかな釉薬で四季折々の花々や鳥たちを情趣豊かに描いた作品が数多くあり、幻想的な魅力をたたえています。
本展覧会にて、林小傳治、川出柴太郎、粂野締太郎といった尾張を代表する名工の作品を中心に展示します。職人たちの類まれなる努力と、西洋との出会いによって生まれた結晶ともいえる作品の数々をお楽しみください。
会期 | 2022年9月17日(土)~2022年12月11日(日) |
---|---|
会場 |
清水三年坂美術館
![]() |
住所 | 京都府京都市東山区清水寺門前産寧坂北入三丁目337-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 火曜日 但し、祝日は開館 |
観覧料 | 一般 800円 大学・高校・中学生 500円 小学生 300円
|
TEL | 075-532-4270 |
URL | https://sannenzaka-museum.co.jp/ |
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七宝の名工の技術の高さに感無量でした。
四季草花図花瓶の色、描かれた花々の美しさにうっとりしました。
菊蝶尽し花弁形鉢はパンフレットと色の感じが違って見え、特に内側の色はパンフレットの黒い感じは全くしなかったですね。
この季節の京都の清水周辺の賑わいから、当美術館に足を踏み入れると別世界の七宝の美しさにすっかり癒されました。
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