5.0
よめないけど、、、
展覧会の題名通りよめない。
よめないけど、それぞれ感じるものがあった。
よめない事で、近寄りがたかった書や墨跡との距離が縮まった気がする。
解説もくすっと笑ってしまうようなカジュアルなものだったのも、面白かった。
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書の名品といわれても昔の人の字は読めないから苦手だ、何が書いてあるのかわからないからつまらないなどと、書をテーマとする展覧会が敬遠されがちなのは事実です。「日本の文字だから、読めなければいけないのに自分は読めない」という後ろめたさがあるからでしょうか。もちろん、書かれた内容を正しく理解するには読むことが必須ですが、それはひとまず活字本にゆずりましょう。
たとえ読めなくても、一文字ひともじの形の美しさや、つづけ文字の線が奏でるリズム、また、紙の装飾と書かれた文字とのハーモニーなど、肉筆の書そのものの魅力に触れることは可能なのです。昔のひとであっても、皆がすらすら読めたわけではありません。たとえば、近世初期の茶の湯の世界では、高僧の希少な墨蹟を尊重する一方で、茶室の床の寸法に合わせてそれを切断してしまうということさえ行われていたのですから。
根津美術館所蔵の書の名品を軸に構成した今回の展覧会は、先人たちによって時代を超えて伝えられてきた書の見どころをわかりやすく紹介することを目指しました。「よめないけど、いいね!」と実感していただけたなら、そしてその体験が、書の作品をさらに深く鑑賞するためのひとつのきっかけとなったら、これにすぎる喜びはありません。
会期 | 2022年7月16日(土)~2022年8月21日(日) |
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会場 | 根津美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区南青山6-5-1 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 7月19日(火) ※ただし、7月18日(月・祝)は開館 |
観覧料 | オンライン日時指定予約 一般 1,300円(1,100円) 学生 1,000円(800円)
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TEL | 03-3400-2536 |
URL | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
5.0
展覧会の題名通りよめない。
よめないけど、それぞれ感じるものがあった。
よめない事で、近寄りがたかった書や墨跡との距離が縮まった気がする。
解説もくすっと笑ってしまうようなカジュアルなものだったのも、面白かった。
4.0
読めない展、良かったです。
奈良~平安~中世~江戸末期と館蔵の国宝重文重美で読めないことに迫ります。
本展に伺っても読めるようになるとかコツが分かるとか全くありません。
読めなくてもこんな楽しみ方があるよという提案ですね。
墨跡が好きなので宗峰妙超、一山一寧など出品されていて嬉しい。
後陽成天皇の書巻の料紙がギンギラ綺羅びやかでスゴイ。
尾形宗謙(光琳乾山の父親)の光悦流初めて見ました。
素晴らしいコレクション堪能しました。
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