長坂真護展 Still A “BLACK” STAR
supported by なんぼや

上野の森美術館

  • 開催期間:2022年9月10日(土)~2022年11月6日(日)
  • クリップ数:19 件
  • 感想・評価:5 件
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真実の湖II 2020年 [参考図版]
I'm wanna be your super hero 2020年[参考図版]
ミリーちゃん 2021年 [参考図版]
Ghana‘s son 2018
FULL MOON 2021
Let‘s Go Diversity 2020
小豆島の赤鬼 2022
I‘m airplane maker 2022
長坂真護
アグボグブロジーにて
アグボグブロジーにて
We are same planet 2021
スーパースターズプロジェクトで制作された子どもたちの作品
スーパースターズプロジェクトで制作された子どもたちの作品
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

長坂真護(ながさか・まご)は 1984年生まれ、福井県出身。幼少期から絵を描くことが好きだった長坂は、2009年、自ら経営する会社が倒産したことを契機に、新宿の路上で絵を描き始めます。

その後、NYやパリなど世界16カ国を回りながら、独学で水墨画や西洋美術と現代美術を組み合わせた作品を発表します。2017年6月、偶然目にした報道写真をきっかけに単身、”世界最大級の電子機器の墓場”と呼ばれるガーナのスラム街・アグボグブロシー地区を訪問します。

このスラム街で長坂は、有毒ガスを吸いながら日本を含む先進国が投棄した電子廃棄物を燃やし、生計を立てる若者の姿に衝撃を受けます。そこで「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」という不条理な現状を先進国に伝えることを決意。

電子廃棄物を用いたアート作品を制作し、その売上の一部で、現地へガスマスクの提供や子供たちが無料で通える学校、また新たな経済・社会を創出するため、スラム街初の文化施設を設立しました。「サスティナブル・キャピタリズム」(持続可能な資本主義)を目指す長坂の活動や、廃材を用いた独創的な作品は国内外で評判となり、各地で個展が開催され、近年注目を集めるアーティストです。

本展は、自身初となる美術館での個展開催となり、電子機器廃棄物を使用した作品のほか、世界平和への願いを込めたさまざまな作品を展覧します。また展示した作品のオンライン販売を行い、売上の一部をガーナの支援へつなげる試みを実施します。

◆ 長坂真護
1984年生まれ。アパレル会社を起業するが1年で倒産。多額の負債をかかえ、2009年新宿の路上で絵を描き始める。その後、絵を描きながらギャラリーなどへ売り込みを続け、2015年、中国・上海のギャラリーで初の個展を開催。2017年6月、ガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、日本を含む先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。作品の売上から生まれた資金で、これまでに1,000個以上のガスマスクをガーナに届け、2018年にはスラム街初の学校『MAGO ART AND STUDY』を設立。2019年8月アグボグブロシー5回目の訪問時に53日間滞在し、彼らの新しい希望と生活のために、スラム街初の文化施設『MAGO E-Waste Museum』を設立。この軌跡をエミー賞授賞監督カーン・コンウィザーが追い、ドキュメンタリー映画“Still A Black Star”を製作。アメリカのドキュメンタリー映画アワードImpact Docs Awardで優秀賞4部門受賞。公開へ向けて準備中。2021年4月、伊勢丹新宿店、7月には大丸東京全館での展覧会を成功させ、9月には「MAGO GALLERY」を香港にオープン。今後パリ、ニューヨーク、ロサンゼルスへの展開も決定している。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年9月10日(土)~2022年11月6日(日)
会場 上野の森美術館 Google Map
住所 東京都台東区上野公園 1-2
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
観覧料 一般 1,400円(1,300円)
高校・大学生・専門学校生 1,000円(900円)
小・中学生 600円(500円)
  • ※( )内は前売料金
    ※前売券は9月9日(金)23:59まで販売
    ※未就学児は入場無料
    ※小学生以下は、保護者同伴での入場をお願いします。
    ※学生券で入場の場合は、学生証を要提示(小学生は除く)
    ※本券は、会期中1枚につき1名様1回限り有効です。再入場はできません。
    ※チケットの転売は禁じます。また、払い戻し、交換、再発行はいたしません。
    ※障がい者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳、被爆者健康手帳)をお持ちの方は、ご本人と付き添いの方1名様まで入館無料となります。ご来館の際、会場入口スタッフへお声がけください
TEL050-5541-8600(9:00~20:00/ハローダイヤル)
URLhttps://www.mago-exhibit.jp/

上野の森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

上野の森美術館 上野の森美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

環境活動家アーティストの圧を感じる

いろんな意味で時代にフィットして、タイムリーな社会現象の中で多彩な創造していく環境活動家アーティストなんだと思いました。
活動のアイコン的キャラクターを作ったり、NFTやクラウドファンデングで資金を募る。
今が旬のアートプロジェクトだと思う。

安い労働力に 製造工場や先進国の大手メーカーの中間搾取と使い捨て消費者達。
負のスパイラルの中、廃棄物の墓場で働く最貧国の過酷な労働状況と環境破壊。

廃棄物アート+環境活動は今に始まった事象ではないし高度成長期前から脈々と続くムーブメントだけど、それでも環境破壊は待ったなしでどんどんすすんでいる。

作品を見ていて、憤りやらもどかしさ等の、負のパワーが増幅されていく感じがした。

余談ですが、あくまでも私的な感想で。
ミリーちゃんのキャラクターも黄色人種の私たちから見ればキュートでも、
アメリカではゴミで黒人の女の子のキャラクターを作るなんて黒人差別だと訝しがる人もいるかもしれない。
リサイクルプラスチックでキャラクターグッズを作ったとしても、やがてそれはゴミになるのかもしれない
なんて…負のスパイラルに陥っているのは自分かもでした。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん

4.0

気付きの多い展覧会でした

映像では見ていたけれど、実物ではどんな感じなのか是非見てみたかった。
キーボードやマウス、コントローラー、基盤等々、日常で使われている物が廃棄物とし
て作品の中に。中には土がついたままの物もあり、アートでは済まされない現実があっ
た。また、支援として送られた衣類が過剰となり、沿岸に捨てられゴミとなっている。
これら実態は言葉よりも長坂真護展の様に視覚をもって訴えられた方が強いメッセージ
となる。しかしながら作品は単に廃棄物を出す先進国を糾弾する物ではなく、よりよい
未来を見据えた長坂さんの優しさも感じられる展覧会でした。

3.0

ソーシャリー・エンゲージド・アートの系譜という位置づけもできるアート

 作家の目的は社会改革にある。アートはあくまでも手段。1950~60年代のアルマンやセザール、ティンゲリーのヌーヴォーレアリズムや、米国のチェンバレンなどはジャンクアートとも呼ばれたが、それとは目的と手段が逆転している。そこがこの作家の新しさであるともいえる。電子機器ゴミをアートにすることのレバレッジで資金を稼ぎさまざまな事業、プロジェクトを興している。アーティストというのは一面で、事業家という面も持っている。ある意味、文字どおりのソーシャリー・エンゲージド・アートといってもよい。なんぼやが冠の展覧会というのもなるほどと思った。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

1.0

久しぶりの上野の森美術館

久しぶりに上野の森美術館に来たが、前々回のフェルールとは打って変わって会場はガラガラで、作品もうーんというものばかりだった。上野の森美術館は展覧会での当たり外れが大きいので、次回に期待したい。

4.0

突き刺さる

心に突き刺さる展覧会だった。

ガーナにある電子廃棄物の墓場「アグボグブロシー」。
そこにある廃棄物を使って出来たアートは
可愛らしいものから考えさせられるものまで様々だ。
見ていて楽しいがその背景にある闇は実に深い。
ドキュメンタリー映像が流れているのだが、そこにある現実は
おびただしいほどの電子廃棄物の山、山、山。
先進国で廃棄された電子機器がこの地へ流れ着くのだ。

作者の長坂真護は作品の売上金でリサイクル工場を建設して現地の雇用を
生み出すつもりだ。
作品やグッズを購入することによって、鑑賞者も力添え出来る仕組みになっている。
会場内の展示品の幾つかは購入できるのだが、おいそれと手が出せない価格だ。
資本主義の被害者の救済は資本主義の成功者にしか出来ないのだろうか、と思う
展覧会だった。

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出展作品・関連画像IMAGES

真実の湖II 2020年 [参考図版]

I'm wanna be your super hero 2020年[参考図版]

ミリーちゃん 2021年 [参考図版]

Ghana‘s son 2018

FULL MOON 2021

Let‘s Go Diversity 2020

小豆島の赤鬼 2022

I‘m airplane maker 2022

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