3.0
「生きるよすが」とは
増山さんの写真に惹かれて、本展に行ってきました。増山さんの家に行き、アルバムを何冊も見せて貰ったような気持ちになりました。飾らず、こんな風に生活していたんだろうなという、親しい人にしか見せないような笑顔が溢れていました。
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本展でご紹介するのは、表現への飽くなき情熱によって、自らを取巻く障壁を、展望を可能にする橋へと変え得た5人のつくり手たちです。彼らにとって制作とは、生きるために必要な行為であり、文字通り精神的な糧というべきものでした。
◆東勝吉 Katsukichi Higashi(1908-2007)/ 83歳から描き始めた珠玉の風景画
◆増山たづ子 Tazuko Masuyama(1917-2006)/ ダムに沈む故郷を写した10万カット
◆ジョナス・メカスJonas Mekas (1922-2019)/ 貧困と孤独の傍らにあった「日記映画」
◆シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田 Silvia Minio-Paluello Yasuda (1934-2000) / 敬虔な信仰から生まれた祈りの芸術
◆ズビニェク・セカルZbynék Sekal (1923-1998)/ 記憶と創造、そして永遠の問い
5人の生涯に共通するところはほとんどありません。しかし、その異なる生き様から生まれた作品のアンサンブル――絵画、彫刻、写真、映像――には、記憶という言葉から導かれる不思議な親和性があるように思われます。
会期 |
2021年7月22日(木・祝)~2021年10月9日(土)
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会場 | 東京都美術館 Google Map |
展示室 | ギャラリーA・B・C |
住所 | 東京都台東区上野公園8-36 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 9月21日(火) ※ただし、7月26日(月)、8月2日(月)、8月9日(月・休)、8月30日(月)、9月20日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 800円 65歳以上 500円
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TEL | 03-3823-6921 |
URL | https://www.tobikan.jp/wallsbridges/ |
3.0
増山さんの写真に惹かれて、本展に行ってきました。増山さんの家に行き、アルバムを何冊も見せて貰ったような気持ちになりました。飾らず、こんな風に生活していたんだろうなという、親しい人にしか見せないような笑顔が溢れていました。
5.0
5人の人生を通して見る絵画、写真、映像、彫刻。まず生い立ちを知ってから作品を観る順番。
特にダムに沈む村の穏やかで懐かしい日常を撮り続けた夥しいスナップ写真が切ない。
また、将来を嘱望されながら国際結婚で来日し、思うように創作活動が出来ない日々から生み出された素晴らしい作品。
そして、抑圧された強制収容所での体験が生み出す彫刻など、各人の創作への溢れる思いに心が震えます。
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