石内都展
見える見えない、写真のゆくえ

西宮市大谷記念美術館

  • 開催期間:2021年4月3日(土)~2021年7月25日(日)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:5 件
石内都展 見える見えない、写真のゆくえ 西宮市大谷記念美術館-1
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石内都《ひろしま #131 donor:Masaki, S.》2020年
石内都《ひろしま #71》2007年
石内都《Frida Love and Pain #40》2012年
石内都《The Drowned #2》2020年
石内都《連夜の街 #2洞泉寺(奈良県大和郡山市)》1978-80年
石内都《INNOCENCE #77》2006年
石内都《sa・bo・ten #3》2013年
石内都《絹の夢 #27 解し絣銘仙 桐生》2011年
石内都《Moving Away #23》2017年
石内都《Frida by Ishiuchi #36》2012年
石内都《Moving Away #18》2017年
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日本を代表する写真家、石内都の個展を開催します。

石内は1947年に群馬県桐生市で生まれ、多摩美術大学で染織を学んだ後、写真を始めました。写真に関する専門的な教育を受けず、独学で技術を習得した石内は、従来の写真形式に縛られることなく、粒子が浮かび上がるモノクロームの写真で独自の表現手法を身につけます。

1977年、石内は自身が幼少期から青春時代までを過ごした横須賀の街を撮った<絶唱、横須賀ストーリー> を初個展で発表しました。1979年に<APARTMENT>で木村伊兵衛賞を受賞すると一躍世間の注目を集めます。以後、石内は赤線跡の建物、身体にのこる傷跡、母親の下着や口紅といった遺品などを撮ることで、目には見えない「時間」を写真に写し込む試みを続けてきました。

独自の世界観を築いてきた石内の写真は、やがて国内外で高く評価されるようになり、2005年にヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家として選出されました。2014年には写真の世界で偉大な業績を残した者に授与されるハッセルブラッド国際写真賞を受賞します。

2018年、石内はそれまで活動の拠点としてきた横浜から生まれ故郷の桐生市へと移り、新たな一歩を踏み出しました。時の移ろいのなかで様々な意味を持つようになった自作を前に、石内は写真の持つ記録性や役割と改めて向き合い、これからの「写真のゆくえ」について想いをめぐらせています。

本展では初期作の<連夜の街>(ヴィンテージプリント)をはじめ、代表的なシリーズの原爆による被爆者の遺品を写した<ひろしま>、フリーダ・カーロの遺品を被写体とした<Frida by Ishiuchi><Frida Love and Pain>を展示します。それに加え、これまで発表機会の少なかった薔薇やサボテンを撮ったシリーズ、国内では初公開の<Moving Away>、そして新作<The Drowned>を展示することで、石内の写真の新たな一面を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年4月3日(土)~2021年7月25日(日)
会場 西宮市大谷記念美術館 Google Map
住所 兵庫県西宮市中浜町4-38
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 水曜日 
※ただし5月5日(水・祝)は開館、5月6日(木)は休館
観覧料 一般 1,000円(800円)
高大生 600円(400円)
小中生 400円(200円)
  • ※( )内は前売料金(税込価格)
    ※前売券はローソンLoppi(Lコード54543)で取り扱い、または西宮市大谷記念美術館受付にて販売(販売期間:4月2日まで)
    ※西宮市内在住65歳以上の方は一般料金の半額(要証明書呈示)
    ※ココロンカード・のびのびパスポート呈示の小中生は無料
    ※心身に障がいのある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示)
TEL0798-33-0164
URLhttp://otanimuseum.jp

西宮市大谷記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

西宮市大谷記念美術館 西宮市大谷記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

写真と向き合い、自分と向き合う

写真だけの展覧会はたぶんはじめての鑑賞だったので、正直、最初は写真の何を見ればいいのかわからず、30分ほどで会場を一巡してしまった。もう一度ゆっくりと回りながら、石内都が映したものから何が読み取れるだろうか、と考えてみた。
石内都の写真は、遺品など個(故)人性が強い被写体にもかかわらず、フラットな印象で匿名性が強い。そのせいか反射的に自分に思考が向かうような気がした。本展での石内作品のいくつかで印象的だったのは、死や過去を直視させる一方で、日常の風景やものは霞んでいるということ。私にとって何を見つめることが大切なのか、反省的に考えさせられる時間だった。
それを可能にしたシンプルかつ単調ではない展示デザインについても評価したい。さまざまな高さで壁面に余裕をもって配置された写真は、心地よいリズミカルさがあって、鑑賞者の歩みのペースとともに思考を促してくれるようだった。しばしの自分と向き合う時間がほしい方にはぜひ訪れてみてほしい展覧会。

5.0

「見える、見えない」を感じました

写真は撮影したそのままをプリントするだけ、と今まで思っていました。こちらの作品を拝見して、写真を表現する現像の仕方があることを知りました。
どの写真も、「これを着ていた人」「これを使っていた人」「生きている」と感じます。
それは生々しいというものではなく、被写体の立体感というか、生活感を感じるのです。
ちょっとゾクッとしたり、タイムスリップしたような感覚になったりして、美術館の外に出たら少しホッとしました。それだけ刺激がある展覧会でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

4.0

有名な「ひろしま」から新作まで見応え十分

写真には詳しくない上、石内都さんの作品を見るのは今回が初めてでしたので、難しいことはわかりませんが、どの作品も何かを語りかけているようでとても印象的でした。
説明文を省き、作品を際立たせる展示方法がとてもよかったです。新型コロナウイルスの対策がどの美術館でも行われていますが、こちらの美術館では展示室を4室も贅沢に使った展示で、人との距離を取りながらゆったりと鑑賞できる点もいいです。

3.0

石内都展

プレゼント企画で当選しました。ありがとうございます。招待券で美術館行けるのは初めてで、嬉しかったです。
絵画や写真展など、静かに鑑賞する時間も好きで、美術館へはよく出かけます。
この方の作品展には、初めて出掛けました。
気持ちがグッと暗くなる、というか、考えさせられる作品でした。
西宮市大谷記念美術館も、よく行きます。庭園がすごく素敵で、庭園だけブラブラするのもオススメです。
コロナ禍で何かと世界中が、大変ですが、密にならないよう、静かに鑑賞する時間を持って、心だけでも豊かに乗り切りましょう。

4.0

期待通り見応えあり!!石内都写真の世界。

うーん。やっぱり凄かった。
フリーダ・カーロのコルセットや義足、原爆による被爆者の遺品、傷跡・・・と撮影されてきた写真家であることは知っていたし、多分これまで単体で見たことはあっただろう。
関西では初めての展覧会となった。
まとめて石内の写真を前にすると・・・その圧で後ずさりするような、胸の内の奥深いところが重いというか、胃の入り口がもやむかするというか・・・サボテンさえもうーん。
5月にも石内さんの対談も開催される予定。
是非!とお薦めしたい。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、Audreyさん

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出展作品・関連画像IMAGES

石内都《ひろしま #131 donor:Masaki, S.》2020年

石内都《ひろしま #71》2007年

石内都《Frida Love and Pain #40》2012年

石内都《The Drowned #2》2020年

石内都《連夜の街 #2洞泉寺(奈良県大和郡山市)》1978-80年

石内都《INNOCENCE #77》2006年

石内都《sa・bo・ten #3》2013年

石内都《絹の夢 #27 解し絣銘仙 桐生》2011年

石内都《Moving Away #23》2017年

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