5.0
四季を堪能しました!
春の季節感(過去に定期的に訪れていた桜・梅のの名所など)が味わえていなかったのですが、この展示、特に、大きな屏風の、桜の美しさや、梅と雪をモチーフとした作品、および、杜若の作品を通して蘇り、満喫しました。
私事ではありますが、いわゆるスーパームーンなど、と現在呼ばれる状態の大きな満月や話題になるような月食などを除くと、月自体をまじまじと見ることはなくなっています。今回の展示では、どちらかといえば、光り輝いた満月ではなく、柔らかな月の光、さらに、水辺に反射した月の描き方が美しく、日々の情景(特別な日、状態ではなく)を毎日つぶさに観察していたからこそ描けたのだろうな、と感じました。
さらに、動物の描き方が繊細かつ柔らかで、鹿の後ろ姿など、愛らしく、張り詰めた空気でしたが、集中してみている時には、和みました。