4.0
どこまで言葉を尽くしても、考えても”分からない” キュレータートークがお薦め
豊田美から巡回と知って、取り敢えずは観ておこうと思いました。
ヨーゼフ・ボイス(1921-86)、聞いたことはあるが、作品も浮かんでこない。
そこで、キュレータートークに参加してきました。
時間があれば、先に展示室を回って作品を頭に入れてから、キュレータートークに参加して、もう一度作品を見直してみるのが良かったかも。
本展担当の研究員さんから
ヨーゼフ・ボイスは、現代芸術では知らない人はいないほど有名な芸術家です。
「どこまで言葉を尽くしても、考えても”分からない”」
あえて「分からない作品」を仕掛けている⇒分からなさの理論がある
素通りしてしまう分からない作品を何故作らねばならなかったのか?
ドイツを代表する彫刻家であるボイスと彼と師弟関係にあった画家パレルモ(パレルモは33歳で亡くなってしまいます)
饒舌なボイスと寡黙なパレルモ、それぞれの特徴と二人の関係性と共通項は?
国際美ならではのいつもの作品リストに今回は巡回展美術館作成のブークレットもあり
そこから「分からない」なりの先が見えてくるかも。
国際美の展覧会はこうでないと。