3.0
難しい。でも、2人は響き合う
豊田市美術館の広い展示室をほぼ全館使用した展覧会となるかなりのボリューム。解説も冊子でわたされるなど、しっかり。
好きな方なら、文句なしに5つ星かも?ただ、難解な現代美術でもあると思う。それでも、この師弟の作品は全く違うタイプながら、どこか響き合い、うまくはまっているなぁとは感じた。
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ヨーゼフ・ボイス(1921-1986)、第二次世界大戦以降の最も重要な芸術家のひとり。彼は「ほんとうの資本とは人の持つ創造性である」と語り、ひろく社会を彫刻ととらえ社会全体の変革を企てました。本展では60年代の最重要作品である《ユーラシアの杖》をはじめ、脂肪やフェルトを用いた作品、「アクション」の映像やドローイングなど、彼の作品の造形的な力と芸術的実践にあらためて着目します。
ボイスは教育者として多くの芸術家を育成したことでも知られています。ブリンキー・パレルモ(1943-1977)もその教え子のひとりです。この早世の画家が60年代半ばからの短い活動期間に残したささやかで抽象的な作品は、絵画の構成要素を再構築しながら、色彩やかたちの体験をとおして私たちの認識や社会的な制度に静かな揺らぎをもたらそうとするものでした。ボイスはのちにパレルモを自身にもっとも近い表現者だったと認めることになります。
一見対照的な二人のドイツ人作家の作品は、しかし、芸術を生の営みへと取り戻そうと試みた点で共通していました。両者の1960-70年代の作品を中心に構成される本展は、約10年ぶりとなる日本でのボイス展であり、公立美術館としては初めてのパレルモ展です。
二人の作家それぞれの特徴をうかがいながら、両者の交わりや重なりに彼らの実践の潜勢力を探る本展が、社会と芸術のかかわりについてあらためて問いかけ、芸術の営為とはなにかを見つめなおす機会となることを願います。
◎巡回情報
埼玉県立近代美術館
2021年7月10日(土)~9月5日(日)予定
国立国際美術館
2021年10月12日(火)~2022年1月16日(日)予定
会期 |
2021年4月3日(土)~2021年6月20日(日)
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会場 | 豊田市美術館 Google Map |
住所 | 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 ※ただし5月3日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 高校・大学生700円(500円) 中学生以下 無料
|
TEL | 0565-34-6610 |
URL | https://www.museum.toyota.aichi.jp/ |
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豊田市美術館の広い展示室をほぼ全館使用した展覧会となるかなりのボリューム。解説も冊子でわたされるなど、しっかり。
好きな方なら、文句なしに5つ星かも?ただ、難解な現代美術でもあると思う。それでも、この師弟の作品は全く違うタイプながら、どこか響き合い、うまくはまっているなぁとは感じた。
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抽象的な作品なので、何を意味しているのか理解するのが難しいのですが、
造形物や、ドローイング、そして映像の作品もあり、色々な種類の作品を見られて、それは楽しめました。
会場がかなり広く、全く密にならず、
美術館の建物が近代的で、美術館自体も芸術作品の一部の様で、展覧会と、美術館の美しい建物、二重に楽しめました。
アートショップも充実していますし、
オシャレなレストランもあり、美術館の庭(噴水)なども、美しく芸術的で良かったです。
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