5.0
歴史的逸品に圧倒
展示されている国宝正宗をはじめとする刀剣や武具甲冑、茶道具などの歴史的逸品に圧倒された。
これらの道具を製作した職人の匠技に感嘆するだけではなく、今にも何か息使いまで
感じられるほどである。
アートアジェンダ - 日本全国 273 の美術館・博物館と 529 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
刀剣がキャラクター化され、女性に大人気の時代。三井記念美術館の所蔵品で国宝の短刀「名物日向正宗」がキャラクター化されています。
今回の展覧会はこれにあやかり、国宝「日向正宗」をはじめ、「堀川国広」としてキャラクター化されている名刀と同じ国広作の刀で、加藤清正が所持した 「号加藤国広」、そのほか徳川家康所持の国宝の短刀「名物徳善院貞宗」はじめ、国宝2点、重要文化財7点を含む三井記念美術館の名刀をすべて展示します。
また、これに合わせて「武将の美」というコンセプトのもとに、館蔵品の中から武将や大名家が所持した茶道具や刀装具・雛道具などの漆工品、酒呑童子絵巻や能面、武者絵の漆絵額や、春日大社に伝わった鎌倉時代の大鎧を昭和初期に厳密に写した甲冑(寄託品)など、三井記念美術館では初公開となる作品も多く含まれています。
江戸時代、幕府や紀州徳川家の御用商人として活躍した三井家、明治以降は財閥として発展し、越前松平家、宇和島伊達家、鷹司家、一条家など、華族との婚姻も加わり、公家や武家の文化を伝える文化財も少なからず伝わっています。
三井家からの寄贈品の奥深さを紹介するとともに、時代の流れの変化のなかで、名刀が若い人たち独自の切り口で新しい鑑賞の対象となっていることへのオマージュを込め、本展覧会を特別展として開催します。
会期 |
2020年11月21日(土)〜2021年1月27日(水) |
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会場 | 三井記念美術館![]() |
住所 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 |
時間 |
11:00〜16:00(最終入場時間 15:30)
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休館日 |
月曜日 11月24日(火) 年末年始 12月26日(土)~1月3日(日) 1月12日(火) ※但し11月23日、1月4日、1月11日は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円)
大学・高校生 800円(700円) 中学生以下 無料 【入館予約方法】 新型コロナウイルス感染防止の観点から、ご入館日時を30分ごとに分けた「事前予約制」となります。予約をせず来館の場合は、来館時点の予約枠人数に空きがある場合は入館できます。事前予約は、10月27日(火)12:00より三井記念美術館ホームページから行ってください(電話での予約は不可)
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TEL | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
URL | http://www.mitsui-museum.jp/ |
5.0
展示されている国宝正宗をはじめとする刀剣や武具甲冑、茶道具などの歴史的逸品に圧倒された。
これらの道具を製作した職人の匠技に感嘆するだけではなく、今にも何か息使いまで
感じられるほどである。
4.0
1月の週末に訪問。日時指定予約制です。最初に茶道具の展示があります。茶碗や茶杓にもしっかりとした由来があるのはすごいと思います。小展示室のあと、刀剣の展示です。どれもきれいに磨き上げられ、美しさに見入ってしまいます。国宝の2本の短刀はつくりが対照的で、見比べてみると特徴がよくわかります。重要文化財の太刀も見事で、ずっと見ていても飽きません。解説も極端に専門的でなく、わかりやすくてよかったです。後半は酒呑童子絵巻と能面がみどころでした。観覧者は絞っているので予約枠は満員でしたが、ゆっくりとみることが出来ました。
5.0
三井本館を初めて訪れました。三越前駅の改札からは少々歩きますが、外に出ることなくほぼ直結で行ける便利さです。
入り口で美術館へのエレベーターを教えていただくと、そこから徐々に異世界へと誘われます。べんがら色の壁が柔らかい照明に照らされて、どことなく江戸情緒。
7階に着くと美術館内にトイレはないので先に用を足すようにと親切な張り紙が。
素直に従って入ったトイレはドアノブ、蝶番、壁の大理石どれを見ても三井を感じさせるもので、そこですでに十分堪能してしまった感じ。
出品展示内容は茶道具、再現された茶室の如庵、刀剣、絵画、能面と盛り沢山でしたが、特に惹かれたのは大名家の婚礼調度品である雛道具でした。
精緻な蒔絵の施された漆器、見事な日本刺繍の入った着物、かわいい貝合せの道具、愛すべき小さな小さな世界を味わいました。
国宝の刀剣だけでなく、見どころはたくさんありました。併設のカフェでひとやすみ、現世に帰って日本橋でお買い物。
都心の一等地で味わう工芸品に大満足し、充実した1日を過ごすことができました。
5.0
三井記念美術館コレクションの武将関係の特別展であったが、全体的に品の良さが際立つっていた。茶道具から刀剣、雛道具、能面まで上品にまとまっており、このような世間の状況下の中で落ち着いた気分が味わえた。
個人的には国宝の2点の刀剣はもちろんであるが、「八重姫貞宗」の品格の良さに見とれてしまった。
5.0
戦国武将や大名に関わる作品が主な為、戦国時代すきにもオススメしたい展覧会。三好粉引とかこれをあの三好長慶が愛用していたのかと想像するだけで楽しい。
5.0
刀剣男士は知ってるけどダダハマりでもなく、武士に興味もそこまでなかったり。
けどその両方に興味がなくても、とても楽しめる展覧会でした。
武士がお茶や能を嗜んでいたことを初めて知ったし、目に麗しい物たちが、いろんな人の手を渡って、三井家に辿り着いたのも面白い。
音声ガイドの関さんの声も耳に良くて、じっくりと時代に思いを馳せることができました。
メインの日向正宗もとても綺麗でかっこよかったです。
4.0
日向正宗の展示が話題みたいです。
本当に刀剣女子っているんだなって。
観客の9割が女性でした。
国宝をありがたく鑑賞。刃紋が良いですよね。
個人的には茶道具に良いものが揃っていて楽しめました。
大井戸茶碗十文字がカッコイイ!
遅桜を始めとする茶入も素敵ですねぇ。
応挙はんも三井家には良い作品を提供しよる。
事前予約制。
刀剣付近は単眼鏡でじっくり鑑賞する方も多いので
日中ゴールデンタイムは外したほうが良いかも知れません。
5.0
日本橋という立地もありいつもは年配の方の来館者が多いように思ってましたが、今回は若い女性が多く、刀剣ブームはすごいなと思いました。
刀も見事ですが拵も見事で、「日向正宗」の拵の繊細な金細工には驚きました。他の拵も細工が美しく、いつまでも眺めていられそうでした。
著名な武将にゆかりの茶道具、書画、能面等、「武士」の文化を刀を中心に幅広く取り上げた、なかなかユニークな企画だと思いました。
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