4.0
美しかった
美術館がリニューアルオープンということで、行ってきました。昔の懐かしい姿を残しながらも、現代的な部分も増えていました。
いざ展自室へ
全体の照明が少し落としてあり、展示区域によっては足元がすこし怖い所も。
でもそれが逆に作品の厳かな雰囲気を醸し出していて、世界観に浸れることができました。
特に今は入場人数が制限されているので、なかなか快適。
田中みんさんのダンスもスクリーン投影されていて、とても美しい展示会でした。
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京都市京セラ美術館に新たにオープンする新館「東山キューブ」における開館記念展として、国際的に活躍するアーティスト、杉本博司の個展「杉本博司 瑠璃の浄土」を開催します。
杉本博司は、1970年代より、大型カメラを用いた高度な技術と独自のコンセプトによる写真作品を発表し、世界的に高い評価を受けてきました。また、古今東西の古美術や歴史資料等の蒐集、建築、舞台演出といった幅広い活動を行い、時間の概念や人間の知覚、意識の起源に関する問いを探求し続けています。
これまで幾度となく京都を訪れ、その長い歴史から思索を誘発されてきた杉本は、当地で撮影を行い、作品も生み出してきました。今回、かつて6つの大寺院が存在していた京都・岡崎の地に立つ京都市京セラ美術館がリオープンするにあたり、「瑠璃の浄土」のタイトルのもと、仮想の御寺の荘厳を構想します。
瑠璃とは、ラピスラズリーの群青色や硝子などを表し、また薬師瑠璃光如来へも繋がるものです。古代から人の心を捉えて離さない、硝子-レンズ-写真にも繋がるこの不思議な物質の魔力に、杉本もまた深く魅入られてきました。本展では、世界初公開となる大判カラー作品シリーズ「OPTICKS」や、硝子にまつわる様々な作品や考古遺物が展示されます。
杉本博司の京都での美術館における初の大規模展となる本展では、「瑠璃」、「浄土」、「偏光色」をキーワードとして、写真を起点に宗教的、科学的、芸術的探求心が交差しつつ発展する杉本の創造活動について改めて考えるとともに、長きにわたり浄土を希求してきた日本人の心の在り様を見つめ直します。
◆ 杉本博司
1948年生まれ。1970年渡米後、1974年よりニューヨークと日本を行き来しながら制作を続ける。代表作に「海景」、「劇場」シリーズがある。2008年に建築設計事務所「新素材研究所」、2017年には構想から10年をかけて建設された文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を開設。演出と空間を手掛けた『At the Hawk's Well / 鷹の井戸』が2019年秋にパリ・オペラ座にて上演。著書に『苔のむすまで』、『現な像』、『アートの起源』などがある。2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞、2010年秋の紫綬褒章受章、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲。2017年文化功労者に選出。
会期 |
2020年5月26日(火)~2020年10月4日(日)
|
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会場 | 京都市京セラ美術館 Google Map |
展示室 | 京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ※祝日の場合は開館 |
観覧料 | 《事前予約制》 一般 1500円 大学・高校生 1100円 中学生以下 無料
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TEL | 075-771-4334 |
URL | https://kyotocity-kyocera.museum/ |
4.0
美術館がリニューアルオープンということで、行ってきました。昔の懐かしい姿を残しながらも、現代的な部分も増えていました。
いざ展自室へ
全体の照明が少し落としてあり、展示区域によっては足元がすこし怖い所も。
でもそれが逆に作品の厳かな雰囲気を醸し出していて、世界観に浸れることができました。
特に今は入場人数が制限されているので、なかなか快適。
田中みんさんのダンスもスクリーン投影されていて、とても美しい展示会でした。
3.0
先にお近くの細見美で「飄々表具-杉本博司表具表現世界」をみてからこちらへ。この展覧会というよりも大々的にリニューアルオープンするはずだった京都市京セラ美術館の建物を見に来ました。予約制で開催中の展覧会をすべて回ると3000円をこえてちょっとお高い!
海外でも活躍する杉本博司を最初の展示として持ってきた意図はどこにあるのでしょうか。そーんなことも考えながら新しい展示場「東山キューブ」へ。海外で暮らしていると「日本とは?」と見つめ直すことも多々あるのかもしれないし、老成していけば「浄土」と向き合うことも増えてくる。古美術商で培った目から生まれる作品に杉本博司の精神性は反映しているのだろう。理論先にありき?世界で活躍する芸術家、現代アート作家ということで、若い人多し。
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