5.0
これは凄い!安永・天明・寛政期の浮世絵名品展示
今秋、大浮世絵展も控えてますが、間違いなく本展は本年度ベストワンです。浮世絵黄金期の名作を館蔵はもちろん、個人蔵も含め全国30箇所の美術館から厳選して展示しております。清長、歌麿、栄之作品たっぷり、文調、栄昌等渋い絵師も
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数々のスター絵師が活躍した、18世紀後半の浮世絵界。天明・寛政(1781-1801)を中心とするこの時期は、いつからか浮世絵史の「黄金期」として親しまれてきました。
その中心となったのが、人物を美しく活き活きと描いた「美人画」です。鈴木春信(1725?-70)以降、礒田湖龍斎(1735-?)、勝川春章(1743-92)、鳥居清長(1752-1815)、喜多川歌麿(1753?-1806)、鳥文斎栄之(1756-1829)ら、個性豊かな絵師が次々と登場し、理想の美人像を追い求めました。
描かれたのは評判の遊女や町娘、若衆と呼ばれる若い男性、愛情あふれる母子や恋人たちの姿。さらに憧れの的でもあった女形の「役者絵」や、人間の性愛を時に美しく描いた「春画」にも美人表現がみられます。
本展は、この「美人画の時代」の軌跡を、約230点の版画、版本、肉筆画で辿るものです。時を経て、天明・寛政が「黄金期」として高く評価されてゆくなか、鏑木清方や上村松園ら近代の画家たちが往時の美人画に想を得ていたことにも目を向けます。
「黄金期」の美人画とは何だったのか―、その普遍的な魅力を、現代のわたしたちの視点を通して考えます。
会期 |
2019年10月5日(土)~2019年11月24日(日)
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会場 |
町田市立国際版画美術館
![]() |
展示室 | 町田市立国際版画美術館 企画展示室1、2 |
住所 | 東京都町田市原町田4-28-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 10月15日、11月5日(火) ※ただし、10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館 |
観覧料 | 一般 900円(700円) 大学・高校生と65歳以上 450円(350円)
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TEL | 042-726-2771 |
URL | http://hanga-museum.jp/ |
5.0
今秋、大浮世絵展も控えてますが、間違いなく本展は本年度ベストワンです。浮世絵黄金期の名作を館蔵はもちろん、個人蔵も含め全国30箇所の美術館から厳選して展示しております。清長、歌麿、栄之作品たっぷり、文調、栄昌等渋い絵師も
4.0
初期から明治期まで年代順に作品が展示されていて、どの様に浮世絵が変化していったのかが良く解かります。
鈴木春信、勝川春章、鳥居清長、喜多川歌麿の作品が多いです。浮世絵だけでなく、肉筆画も展示されています。
テーマが美人画と言う事で歌川広重や国芳、北斎の展示はありません。
今回の目玉作品である、ふるさと納税で購入した歌麿の作品1点だけは写真撮影OKです。
途中、春画の展示コーナーがあります。
鈴木春信の作品や豪華な巻物になっている多分1点物の作品等は美しく、見応えがありました。
カーテンで区切られているので見たくない方はスルーしても大丈夫ですが、個人的には江戸時代の生活文化を知る上でも貴重な作品だと思うので、見て欲しいなぁと思います。
前期、後期でかなり作品の入れ替えがある様なので2回行くのもおすすめだと思います。
4.0
土曜日に訪問。11時頃でしたが、混んでおらず、非常にゆったりとストレス無く、自分のペースで観覧できました。初期の浮世絵から明治時代まで、年代ごとに作品が見られます。鳥居清長や喜多川歌麿の作品は出品数も多く、近くでじっくりみることができます。一見同じような顔に見える美人図も、特徴が書き分けられており興味深かったです。春画のコーナーがありますので、お子様と行かれる予定の方は戸惑いませんように(カーテンで仕切られています)。
5.0
思ったより作品数が多くてペース考えないと途中でばてます。
前期と後期はだいぶ変わるようですので2回行くのはありとかと思います。
春画スペースはきちんと区切られているので苦手の人でも安心。
一作品ですか歌麿の作品が撮影可能です。ふるさと納税で購入したようですが
こういった使い方はとてもありと思いました。
美人画作品が勢ぞろいです。男性すら美人過ぎて区別がつかないほどです。
ちょっと暗いのと解説の字がが小さいのが難点です。
作品は多く、観ていて楽しいのでお勧めです。
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