住友財団修復助成30年記念
「文化財よ、永遠に」

東京国立博物館

  • 開催期間:2019年10月1日(火)~2019年12月1日(日)
  • クリップ数:22 件
  • 感想・評価:7 件
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宝冠阿弥陀如来坐像 鎌倉時代(13世紀) 愛知・財賀寺蔵
展示:東京国立博物館(東京) 会期:10月1日(火)~12月1日(日)
重要文化財 千手観音菩薩立像 平安時代(9世紀) 福井・高成寺蔵
展示:東京国立博物館(東京) 会期:10月1日(火)~12月1日(日)
修復写真
九州国立博物館(福岡)にて展示
《かりくら》(右幅)木島櫻谷 明治43年(1910) 京都・櫻谷文庫蔵 泉屋博古館分館(東京)
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)
《比叡山真景図》池大雅 1762年 練馬区立美術館蔵
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)
《五百羅漢図》のうち第45幅 十二頭陀 節食之分 狩野一信 江戸時代(19世紀) 東京・増上寺蔵 泉屋博古館分館(東京)
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)
重要文化財《水月観音像》徐九方 1323年 泉屋博古館蔵
展示期間:泉屋博古館(京都)9/6(金)~9/23(祝)、泉屋博古館分館(東京)10/1(火)~10/27(日)
国宝《明月記》(巻47) 藤原定家 鎌倉時代(13世紀) 京都・冷泉家時雨亭文庫蔵 泉屋博古館(京都)展示期間:9/6(金)~9/23(祝)
展示:泉屋博古館(京都) 会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)
重要文化財《是害房絵巻》(部分) 南北朝時代(14世紀) 泉屋博古館蔵 泉屋博古館(京都)
展示:泉屋博古館(京都) 会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)
大日如来坐像 平安時代(12世紀) 京都・浄瑠璃寺蔵 泉屋博古館(京都)
展示:泉屋博古館(京都) 会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)
仏涅槃図 中国・清時代(17世紀) 長崎・春徳寺蔵 九州国立博物館(福岡)展示期間:9/10(火)~10月6日(日)
展示:九州国立博物館(福岡) 会期:9月10日(火)~11月4日(月・振休)
混一疆理歴代国都地図 朝鮮時代(15~16世紀) 長崎・本光寺常盤歴史資料館蔵
展示:九州国立博物館(福岡) 会期:9月10日(火)~11月4日(月・振休)
千手観音菩薩立像 平安時代(12世紀) 熊本・千光寺蔵
展示:九州国立博物館(福岡) 会期:9月10日(火)~11月4日(月・振休)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

文化財は長い時間の中で幾度かの修理を経ています。そして、いま修理が必要な作品もありますが、修理には知識と技術、そして費用が必要です。

公益財団法人住友財団では、文化財の維持・修復の費用を助成しています。その事業が間もなく30年を迎えるのを記念して、助成対象の文化財を紹介する企画を泉屋博古館(京都)、泉屋博古館 分館(東京)、九州国立博物館、東京国立博物館の4会場で同時期に開催します。

東京国立博物館では仏像の展示をします。日本の各地には多くの仏像が残っており、山間地などにひっそりとまつられる仏像からは、地域の人たちの思いが伝わってきます。東日本大震災や能登半島地震で被災した仏像を含め、大切に守り伝えられてきた仏像を展示します。

展覧会のみどころ

◆宝冠阿弥陀如来坐像(画像1枚目)
阿弥陀如来の中でも、菩薩のように髪を結うものを宝冠阿弥陀と呼びます。天台宗の高僧円仁ゆかりの尊像で遺品は多くありませんが、本像は鎌倉時代につくられた貴重な作品です。修理では、緩んでいた部材をいったん解体して再度接合し、表面の金箔も剥落しないように処理しました。それによって、優美な姿を取り戻すことができました。

◆千手観音菩薩立像(画像2枚目)
頭と体を一本の木から彫り出す技法や、肉付けの豊かな表現から、平安時代の前期につくられたことがわかります。福井県の若狭地方では最古の千手観音像です。修理では緩んでいた部材を結合し、虫があけた孔などを樹脂で強化しました。また、表面の塗り直された彩色を取り除き、面目を一新しました。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年10月1日(火)~2019年12月1日(日)
会場 東京国立博物館 Google Map
住所 東京都台東区上野公園13-9
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
  • ただし、金曜・土曜、
    11月3日(日)、11月4日(月・休)は21:00まで開館
    (最終入場時間 20:30)
休館日 月曜日 
11月5日(火)
※ただし、10月14日(月・休)、11月4日(月・休)は開館
観覧料 一般 620円(520円)
大学生 410円(310円)
  • ※総合文化展観覧料で観覧できます
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを要提示
    ※高校生以下および満18歳未満,満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)を要提示
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.tnm.jp/

東京国立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京国立博物館 東京国立博物館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

いい仕事、いいサポート

つくるだけでなく、まもることも大切。
特に劣化しやすい素材を使った千年ほど前の仏像を後世まで伝えていくには、相応の技とその援助が必要だと実感した。
震災からの復興は、美術・芸術面でも。

THANKS!をクリックしたユーザー
クロキネコさん

4.0

修復を実感

文化財を守り続けていくうえで、欠かせない修復。その修復が施された仏像がずらっと並んでいました。修復過程をテレビで見ることはよくありますが、修復後の実物を拝見する機会はなかなかありません。気の遠くなるような作業を通して、本来の姿を取り戻した仏像はより素晴らしく感じられました。

5.0

予想以上

地方のすばらしい平安~鎌倉仏を中心に予想を超える良い展示だった。
どこの時点を目指して修復するのかというのはなかなか難しいところだと思うが、今まで残ってきていること自体奇跡のようなことなので、さらにできるだけ長く・・・と願うばかり。

3.0

修復される美術品たち

国立博物館の入口奥のスペースです。
仏像類なのですが、各地からきてるのだなぁ~と感心しました。
温度や光の管理を厳重にしていなければ、時とともになくなって
いくのが自然なもの。それを、今にとどめておくには、確かに
修復という工程が必要なのでしょう。その手間や過程がわかる
貴重な展示です。

4.0

ファンなら誰もが気になる修復 今後も続けて欲しい企画です

キャプションの文字が大きく見やすい!年配の来館者を思って頂き本当にありがとうございます。
修復の課程をもっと詳しく展示されていると思っていましたが、ほとんどの仏像にはそれが無くて残念でした。
しかし、このような企画には大変興味があります。所蔵の寺院へ足を運んで見たくなる人も多いと思います。是非続けて頂きたい企画です。
できれば全ての展示のキャプションも大きな文字でお願いしたいです!

THANKS!をクリックしたユーザー
Kimusan5057さん

5.0

文化財保存の裏側

経年劣化や震災により倒壊した仏像が見事に修復、お披露目されていました。
同時に、実際の修理工程も写真付きパネルで紹介されていました。
剥落止めや虫損処置や補強などは想像がつきましたが、後世の過剰な彩色の除去作業も含まれることが興味深かったです。
個人的には、投入堂で有名な三佛寺の秘仏本尊「阿弥陀如来立像」が見られたのがありがたかったです。
4会場で同時期開催されているということで、他の会場の展示も気になります。

4.0

仏像修復の現場、熟練の技術に感心

地方で大切に守り伝えられてきた仏像30点弱を展示、初見の仏像ばかりでとても良かった。修理工程詳細もキャプション展示、コアな仏像ファンもうなるコンテンツ。常設の仏像展示ラインナップも室生寺十一面観音、釈迦如来に十二神将等、観仏三昧の一時を過ごせます。

THANKS!をクリックしたユーザー
lotus8さん
  • 1
  • BY TK

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出展作品・関連画像IMAGES

宝冠阿弥陀如来坐像 鎌倉時代(13世紀) 愛知・財賀寺蔵
展示:東京国立博物館(東京) 会期:10月1日(火)~12月1日(日)

重要文化財 千手観音菩薩立像 平安時代(9世紀) 福井・高成寺蔵
展示:東京国立博物館(東京) 会期:10月1日(火)~12月1日(日)

修復写真
九州国立博物館(福岡)にて展示

《かりくら》(右幅)木島櫻谷 明治43年(1910) 京都・櫻谷文庫蔵 泉屋博古館分館(東京)
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)

《比叡山真景図》池大雅 1762年 練馬区立美術館蔵
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)

《五百羅漢図》のうち第45幅 十二頭陀 節食之分 狩野一信 江戸時代(19世紀) 東京・増上寺蔵 泉屋博古館分館(東京)
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)

重要文化財《水月観音像》徐九方 1323年 泉屋博古館蔵
展示期間:泉屋博古館(京都)9/6(金)~9/23(祝)、泉屋博古館分館(東京)10/1(火)~10/27(日)

国宝《明月記》(巻47) 藤原定家 鎌倉時代(13世紀) 京都・冷泉家時雨亭文庫蔵 泉屋博古館(京都)展示期間:9/6(金)~9/23(祝)
展示:泉屋博古館(京都) 会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)

重要文化財《是害房絵巻》(部分) 南北朝時代(14世紀) 泉屋博古館蔵 泉屋博古館(京都)
展示:泉屋博古館(京都) 会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)

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