5.0
今だからこそ
このタイミングでメスキータ!
東京ステーションギャラリーさんは、年1、2のペースでうれしくなっちゃう回顧展を開いてくれますが、今回はその最たるもの。
観て楽しみ、おウチに帰って図録で楽しめます。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 312 の美術館・博物館と 550 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
サミュ工ル・イェスルン・デ・メスキータ(1868-1944)は、ユダヤ系オランダ人としてアムステルダムに生まれました。建築を学び、その後美術の世界に転じます。
30代から美術学校でデザインや版画の指導者として教鞭をとるかたわら、さまざまな技法を用いて個性的な版画を数多く制作しました。
しかし1944年ナチスによって家族もろとも連れ去られ、全員強制収容所で亡くなります。
自宅に残されていた作品は、だまし絵で知られるM.C.エッシャーなど、教え子たちが必死に守りました。欧州では近年、作品総目録が刊行され、展覧会も開催されるなどメスキータの紹介と再評価の気運が高まっています。
本展はドイツの個人コレクターの所蔵品を中心に、約240点の作品でメスキータの全貌を紹介する日本初の展覧会となります。
会期 |
2019年6月29日(土)~2019年8月18日(日)
|
---|---|
会場 | 東京ステーションギャラリー Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 7月16日(火) ※7月15日(月)、8月12日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1100円 高校・大学生 900円 中学生以下 無料 |
TEL | 03-3212-2485 |
URL | http://www.ejrcf.or.jp/gallery |
割引券 | http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html |
5.0
このタイミングでメスキータ!
東京ステーションギャラリーさんは、年1、2のペースでうれしくなっちゃう回顧展を開いてくれますが、今回はその最たるもの。
観て楽しみ、おウチに帰って図録で楽しめます。
5.0
国内でははじめてのまとまった展示とのこと。
素描もすばらしかったです。
黒と白の線だけで構成されるのに、音も空気も感じられる。
5.0
図録が会期途中で売り切れるのも納得。
白と黒のコントラストのきいた版画作品は、デザイン性もバツグンで、強烈なインパクトを与えます。とはいえ、見る側に攻撃を仕掛けるようなどぎつさではなく、ユーモアもあり、カッコよくもあり、きっとファンを増やすことでしょう。日本初の回顧展だそうで、今まであまり知られることがなかったのが不思議なくらい。その点でも東京ステーションギャラリーの企画力にも拍手を贈りたいです。
5.0
木版画がとても良かったです。あとドローイング画はまさしく有名な妖怪アニメに出て来そうなものばかりでした。
4.0
メスキータという画家は知らなかってのだけれど「エッシャーが命がけで守った」のコピーに惹かれて。
金曜の夜というのを差し引いてもかなりの人出でびっくり。
画題の合理化というか、デザインとしての落とし込み方に偏執的な狂気を感じる作家。
白と黒だけでここまでやるかよ…
エッシャーを見出したというのも納得で、ちょっと近いかな、という作品も。でもクレイジーさは少し違ってて、メスキータはよりグロテスク。
見ていて心がざらつくのは彼の最期がちらつくからだけではないと思う。
(そんな中でシマウマの作品のエピソードは唯一笑ってしまった)
摺りのたびに手を入れている様も終えて版画としての面白みも楽しめるのいい。
ステーションギャラリーさんはこういう尖った企画をやってくれるのでありがたい。でもメスキータの白黒の画面とステーションギャラリーの煉瓦の壁の組み合わせはちょっと意見の別れるところかな。
4.0
エッシャーの先生と知り、興味を持ちました。
アールデコに近い簡潔されたデザインで、黒と白のみの力強い線が、南米の日差しが射している感覚を覚えました。
一度観たら、忘れられないインパクトがあります。
ステーションギャラリーのレンガの背景も、作品を効果的に見せていると思いました。
5.0
知らなかったがポスターに惹き付けられてどうしても観たかった。人物も動物も独特の表現で、素晴らしくて、美術館を歩きながら別世界に連れて行かれるような気分になった。
5.0
メスキータ一家全員が虐殺された。どうして…しか浮かばない。エッシャーをはじめ、その遺作を命がけで守り、戦後は展覧会の開催でその名を残してくれた人々。白と黒、幾何学のコントラスト…力強さだったり、優しさだったり…尊い空間に感じられ、東京まで来た甲斐があった。
図録の購入はオススメです!中は勿論で、表の版画調の手触やデザインがかっこよすぎて!!
美術館も重要文化財のレンガを生かした展示スペースで素晴らしかった。
4.0
木版画の作品がとても多く、面白い形、抽象的な造形などもあるのですが、簡略化されている線のラインのみで陰影を表しているところなど、面白かったです。あの、エッシャーが惹かれた黒と白の対比とかが本当に2色なのにかっこよかったです。
グッズもかっこいいのでおすすめ!!
5.0
メスキータ展、とっても良かったです!
ホント東京SGは知られざるアーティストの紹介が大変お上手です。
なんだか心がソワソワするような言語化しづらい作風でした。
2Fのファンタジーら辺などかなりイルマティック!
デザインやグラフィック好きな方にも人気が出るのではないでしょうか。
会場出口にフォトスポットがあります。
展示作品は一切撮影NGですので快適な鑑賞空間でした。
図録は3000円と多少お高めですが大変凝った作りでメスキータ画集として申し分ありません。
Tシャツは2種類ありますが胸ワンポイントかバックプリントだったらなぁ。
オススメ展覧会です。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都千代田区で開催中の展覧会