4.0
素敵すぎ!!
最終日でとても混雑していました。展示室に入った途端、イイ 良い善い 何て素敵な!!
皆さんが写真を撮り続けるのが解ります。自分の部屋の壁を彼女のタイルで埋めたいと思いました。
ゆったりと鑑賞出来なかったので巡回するどちらかにもう一度行くつもりです。
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北欧・フィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュック。
名窯アラビアの専属アーティストとして約50年にわたって活躍し、初期の愛らしい陶板から膨大なピースを組み合わせた晩年の迫力あるモザイク壁画まで、幅広い作品を手がけました。重厚でエレガントな釉薬の輝きと、独自の自然観にもとづく繊細な図や形態は、今も多くの人びとを魅了しています。
本展は、約200点のセラミックやテキスタイルなどを通じて、その多彩な仕事を日本で初めて網羅する展覧会です。初期と後期でドラマティックに変わる作風の謎、たしかな伝統技術に裏打ちされた細やかな凹凸による動きなど、実物の作品はいくつもの発見を促すでしょう。
作品の空間効果にこだわったブリュックにちなんだ、ダイナミックな展示構成も予定しています。ブリュック没後20年、日本 フィンランド外交樹立100周年の2019年春。「明るく、かわいい」印象で語られがちな「北欧・フィンランド」のイメージを刷新する展示をご期待ください。
◆ 知られざる大型作家の紹介
ブリュックはフィンランドの人々に愛されてきた著名な作家でありながら、日本でこれまで網羅的に紹介する機会はありませんでした。一点もののレリーフを中心として、多ジャンルに及ぶブリュックの仕事や感性を共有する好機です。
◆ ありきたりの「北欧・フィンランド」のイメージを更新前期から後期へとドラマティックに変化する作風も魅力ですが、ブリュックのナイーブな感性が紡ぐロマンティックでどこかスピリチュアルな世界観は、日本人がこれまで親しんできた「明るく、愛らしい」というフィンランドの既存イメージを新たにすることでしょう。
◆ 風土に根ざした創造、ものづくりの未来へのメッセージ
ブリュックのインスピレーション源は独自の文化や生命観をもつフィンランドの風土です。大量生産を避け、伝統技術と手仕事によるものづくりを貫いたブリュックの作品は、日本人の感性にも呼びかけるものがあります。
会期 | 2019年4月27日(土)~2019年6月16日(日) |
---|---|
会場 | 東京ステーションギャラリー Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 5月7日(火) ※4月29日(月)、5月6日(月)、6月10日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,100円(900円) 高校・大学生 900円(700円) 中学生以下 無料
|
TEL | 03-3212-2485 |
URL | https://rutbryk.jp/ |
割引券 | http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html |
◆ 記念イベント「なぜ、今、日本で、ルート・ブリュックなのか」
日時:4月27日(土) 17:00~9:00
場所:THINK OF THINGS
(東京・千駄ヶ谷)2F TOT STUDIO
登壇者:マーリア・ヴィルカラ(ルート・ブリュック長女、現代アーティスト)
皆川明(ミナ・ペルホネンデザイナー)
ファシリテーター:成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
参加費:税込2,000円
「ルート・ブリュック展」チケット1枚付
定員:70名(要事前申込)
※お申込方法はこちらから
◆ 朝の鑑賞会
[学芸員による開館前のギャラリートーク]
日時:5月10日(金)、5月12日(日)、5月25日(土) 9:30~(約30分)
参加費:無料(別途要入館料)
場所:1階エントランス集合
定員:各25名
お申込み方法:4月27日以降の開館時間中に電話(03-3212-2485)または美術館1階受付でお申込みください。定員になり次第受付は終了します。
◆ レンガ・タッチ&トーク[煉瓦が特徴の東京ステーションギャラリーたてもの解説]
日時:5月22 日(水)、6月5日(水)
15:00~(約40分)
参加費:無料(別途要入館料)
場所:1階エントランス集合
定員:各15名
お申込方法:1F受付にて当日お申込みください。
4.0
最終日でとても混雑していました。展示室に入った途端、イイ 良い善い 何て素敵な!!
皆さんが写真を撮り続けるのが解ります。自分の部屋の壁を彼女のタイルで埋めたいと思いました。
ゆったりと鑑賞出来なかったので巡回するどちらかにもう一度行くつもりです。
4.0
これも北欧デザインの流行のゆえか。
と、思ったほど来場者は多く、とくに最初のコーナーは写真撮影OKとのことで、ちょっとした雑踏。
チラシやポスターにも採られている「ライオンに化けたロバ」など微笑ましい陶板やモザイク壁画など、ちょっとオシャレといった印象を与えます。
しかし、それだけでは終わりません。
実はこの展覧会のみどころは後半にこそあるのではないか。
時に明るく、時に渋い底光りを見せた作風は、具象から抽象、多色から単色へと大きく様変わりをして、同じ作者の作品とは思えない。美術史の変遷が、ひとりの作家のなかで起きたかと思うほどです。
かわいい、きれいを期待して行っても充分に満足ですが、後半をじっくり見てほしい展覧会です。
5.0
ライオンのメインビジュアル、蝶の軌跡というサブタイトルが美しい、行く前から心惹かれる展覧会でした。
ルートブリュック作品は、昨年の目黒区のフィンランド陶芸展で目にはしていましたが、期待以上に愛らしく、深い内容です。
晩年のシンプルな作品も面白く、リピートしたくなりました。
北欧好き、インテリア好きの方にはぜひともオススメな展覧会です。
5.0
量産は出来つつも「工芸」で納まらない広がり感。セラミック独特の発色をも計算された色使いが印象的。北欧の長い昼や夜、おだやか短い夏等自然が共にある豊かさを感じられて素敵。
出口近くのドキュメンタリー画像で、よりブリュックを知ることができて◎。でも、上映時間が50分もあるのは事前に知りたかった…。
5.0
昨年、目黒区美術館で開催された【フィンランド陶芸展】で知り、いつかまとまったかたちで作品を観てみたいと思っていたところ思いのほか早くに叶った。名窯アラビアの専属アーティストながらもどこかアウトサイダーっぽさも感じさせるチャーミングな作品も、抽象的に表現されたパズルやモザイクのような作品も、メランコリックさが漂い、色見本で焼かれたであろうピースすら美しかった。
4.0
ご招待チケットで行ってきました。アクセスがいいのはもちろん、配置や順路について、自由度が高く、ゆとりあるスペースで、不親切と紙一重なくらいシンプルでミニマルな案内で
私個人としては好ましく思いました。肝心の展示は、室内のライティングが北欧の普段のくらしの明度を意識しているかわかりませんが、釉薬のピカピカと、セラミックのマットな質感がよくわかり、落ち着いた着色やポップな楽しさを味わうことができました。タイルが近くで鑑賞出来ることも、大変貴重な体験でした。
4.0
焼物、陶器のかわいらしい作品がものすごくたくさんあります。
初期のお花や鳥を描いた作品もかわいらしく、幾何学的な模様を組み合わせた作品も面白く、見どころがたくさんでした。
特に蝶の箱の形の作品は面白くて、じっくりなんどもみてしまいました。
これはリピートしたくなります!!図録もマスト買いです。
3.0
ルート・ブリュック、う~ん、惜しいです。
去年目黒区美術館で開催されたフィンランド展にも出品されていましたね。
セラミックアーティストの単独個展です。
綺麗可愛いお洒落、なだけじゃない闇というか暗い陰りも感じました。
北欧犯罪小説が近年盛り上がっていますが、結構後ろ暗いんですよね。
ブリュック作品にもそこはかとなくダークな印象を受けます。
画業全体を俯瞰出来て作風の変遷も追えて面白いです。
惜しいのは基本全編写真撮影OKなことです。
どこもかしこもシャッター音だらけです。
撮影OKな作品を数点に絞ったり、エリアを特定してくれたりすれば
もう少し良い環境で鑑賞出来たのになぁと。
ただ毎度東京SGは意欲的な展覧会を企画していて良いと思います。
撮影者が少ないときを狙って鑑賞したい展覧会です。
5.0
フィンランドの女性作家、ルート・ブリュック。前半は、北欧の自然を感じさせる美しく豊かな色彩感にあふれた、うっとりするような陶板の作品の数々。後半は作風が打って変わって、現代美術を思わせる白や黒をベースとしたモザイク壁画で、ゆらぎを表現したような、生命感を感じさせる印象的な作品の数々。
ルート・ブリュックの作品には、他のアーティストになぞらえることのできない、独創性が感じられて、観る者の気持ちを豊かにしてくれる、暖かなエネルギーに満ちています。
少しでも興味を持たれた方には、ぜひぜひ観て欲しい、おすすめの展覧会です!
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