4.0
宗教の力
一遍にはなかなかピンと来ず、踊り念仏ときいて、なんとなく思い出すようなそんな知識のみで観覧しました。
見終わる頃にはたくさんの人物の中にいる一遍の独特な風貌にすぐ気づけるほど、たくさんの一遍の姿を見ることができました。
想像以上に壮大な一遍絵巻には圧倒されましたし、洛中洛外図の中にも一遍が描かれていることに驚かされ、当時の人々に与えていた宗教の大きな力を感じることができる展覧会となりました。
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遊行(ゆぎょう)や踊り念仏(おどりねんぶつ)などで知られる時宗(じしゅう)は、宗祖一遍上人(しゅうそいっぺんしょうにん)(1239~89)によって開かれました。
この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが二祖(にそ)の真教上人(しんきょうしょうにん)でした。
2019年に真教上人(1237~1319)の七百年遠忌(おんき)を迎えるのを記念して、時宗の名宝を一堂に会する展覧会を開催します。
全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵(いっぺんひじりえ)」(清浄光寺蔵)、真教の足跡をつづった「遊行上人縁起絵(ゆぎょうしょうにんえんぎえ)」、歴代祖師の肖像彫刻や肖像画など、時宗の名宝の全貌をご堪能いただくまたとない機会となることでしょう。
なかでも、「一遍聖絵」は鎌倉時代を代表する絵巻で、大判の絹地に当時の風景や人物が精細に描かれ、中世の歴史を語る上でも重要な作品です。全12巻を全巻公開します。
会期 |
2019年4月13日(土)~2019年6月9日(日)
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会場 | 京都国立博物館 Google Map |
展示室 | 京都国立博物館 平成知新館 |
住所 | 京都府京都市東山区茶屋町527 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 ※ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館 |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 大学生 1,200円(1,000円) 高校生 900円(700円)
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TEL | 075-525-2473 (テレホンサービス) |
URL | https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/jishu_2019.html |
4.0
一遍にはなかなかピンと来ず、踊り念仏ときいて、なんとなく思い出すようなそんな知識のみで観覧しました。
見終わる頃にはたくさんの人物の中にいる一遍の独特な風貌にすぐ気づけるほど、たくさんの一遍の姿を見ることができました。
想像以上に壮大な一遍絵巻には圧倒されましたし、洛中洛外図の中にも一遍が描かれていることに驚かされ、当時の人々に与えていた宗教の大きな力を感じることができる展覧会となりました。
4.0
招待券を頂き、日曜日に行ってきました。鎌倉時代の国宝一遍聖絵と時宗の名宝の素晴らしさに、改めて日本の国の歴史、文化財の重みと価値を再確認致しました。部屋全体が暗く、見にくいことはありましたが落ち着いてみることが出来ました。夜に日曜美術館で京博の国宝一遍聖絵が放映されており、事前に色々な知識や情報があると展覧会の面白さが倍増されますね。いろんな面において日本の歴史を知っておくことは本当に大切に思います。以前一遍上人ゆかりのお寺を松山で偶然訪問したことがあります。それも含めて親近感がありました。京博の説明文がもう少し丁寧でわかりやすかったら良いのにと感じました。こちらが知りたい興味のある説明が欲しかったです。人間味のある一遍上人を感じることが出来たらと良かったのに思いました。国宝一遍聖絵がメインなので欲張りな話かもしれませんが。招待券を頂きありがとうございました。楽しい有意義な時間を過ごすことが出来感謝しています。
5.0
一遍聖絵をまとめて見ることができて大満足でした。時代が鎌倉に限定されているので、美術史的な理解も深まりました。平安期の仏像が常設されており、その対比で鎌倉期の彫像のみずみずしさが際立ちます。百年あまりの間にどういう革新があったのか勉強したくなるほどのすばらしさでした。江戸期の浮世絵と並んで世界に誇れる日本の代表的美術だと理解できました。
蒔絵のほうでは、日本でもこの時代にすでに投影法が導入されていたのだなあと、妙な感動を覚えました。
後期展示も見に行きます。
5.0
一遍聖絵を見学に行ってきました。連休で混雑していると思っていましたがそれほど混んでいませんでした。博物館マスコットキャラクターとらりんが玄関で出迎えてくれました。ちょうどワークショップの時間だったので参加しました。絵巻物の見方を教えて頂きました。小・中学生向けに一遍さんを探そうの企画もあり楽しめる内容でした。絵巻物は必見ですが、時宗の仏像も展示されていてそちらも楽しめました。
5.0
一遍聖絵、楽しいです!
人物描写が丁寧で楽しげで大らかです。
とってもワチャワチャしていて踊り念仏の巻七は白眉の見どころです。
個人的には、一遍に唆された嫁が出家してしまい、怒り狂った旦那が
「一遍のヤロー、ただじゃおかねぇ!」と怒鳴り込んだけど、
一遍に会ったら改心してしまい即出家、の場面が好き。なんだそれ。
一遍聖絵の知名度の低さでしょうか、まだ混雑していません。
行快の美仏にもお会いできます。
個人的な好みにバッチリ合っていて、楽しめました。
5.0
展覧会に行く前に一遍上人の生涯を調べていましたが、聖絵には遊行の様子や当時の人々が活き活きと描かれており非常に感銘を受けました。人物の描写がとても細かく、肉眼では見えづらいところもあったので後期展示を鑑賞する時は単眼鏡を持参しようと思います。後期が今から楽しみです。
5.0
展示室を4つ(?くらい)まるまるつかって展示されていたのがすごかったです。
じっくりゆっくりながめていたらあっという間に2時間半でした。
踊念仏の始まった経緯やその後どのように受け継がれていったのかなど、とても興味深い展覧会です。
おもしろかったのでもう一度見に行きたいです(遠いけど)
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