3.0
ターナー 風景の詩
会場は42階ですが、1階で10分間のビデオを上映しているので、それを鑑賞してから会場に向かうのがオススメです。エッチングや水彩など小さな作品が多いですが、精密さあり、ぼかしありでどれも特徴があって鑑賞していて楽しかったです。会場は、全4章構成で、作品リストには関連の地図がついており、作品を見ながら場所を確認するのも良いかもしれません。また、土曜日に行ってきましたが、会場は比較的混雑しています。作品の前でじっくり鑑賞したい人は、平日をお勧めします。
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イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775~1851)の展覧会です。
穏やかな田園風景、嵐の海、聳(そび)え立つ山岳など、自然の様々な表情を優れた技法で表現したターナー。
独特の光や空気感に包まれたターナーの風景画は、フランスの印象派をはじめ、多くの芸術家に影響をあたえました。
本展覧会はターナーの水彩、油彩、版画作品約120点を、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」という4つの章でご紹介し、その核心と魅力に迫ります。
会期 |
2018年4月24日(火)~2018年7月1日(日)
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会場 | SOMPO美術館 Google Map |
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目26-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 (ただし4月30日は開館、翌5月1日も開館) |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 大・高校生 900円(700円)※学生証要提示 65歳以上 1,100円 ※年齢のわかる物要提示 中学生以下無料 ※生徒手帳要提示
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル:美術館利用案内) |
URL | http://www.sjnk-museum.org/program/expect/5319.html |
3.0
会場は42階ですが、1階で10分間のビデオを上映しているので、それを鑑賞してから会場に向かうのがオススメです。エッチングや水彩など小さな作品が多いですが、精密さあり、ぼかしありでどれも特徴があって鑑賞していて楽しかったです。会場は、全4章構成で、作品リストには関連の地図がついており、作品を見ながら場所を確認するのも良いかもしれません。また、土曜日に行ってきましたが、会場は比較的混雑しています。作品の前でじっくり鑑賞したい人は、平日をお勧めします。
2.0
数年前のターナー展のような大規模展覧会と同じような訳ではありませんが、水彩画と版画だけの展覧会という訳ではありません。油彩画も若干出品されています。さらっと見終わるかと思いきや、版画の細かい線をゆっくり見ていると、けっこう鑑賞時間がかかりました。ターナーがお好きでしたら、横浜美術館のヌード展とハシゴも良いかもしれません!
4.0
もっと日本人受けしても良さそうなターナー。
今回は水彩と版画が作品の大半を占めていますが、特に版画は見応えあり。
原画のクオリティを落とすことなく、見事に昇華しています。
5.0
昨日26日にコミュニティの方と一緒に、新宿の損保ジャパン日本興亜美術館で「ターナー展」を鑑賞して来ました。当日は事前申込で当選した映画「ターナー、光に愛を求めて」の鑑賞とトークイベント参加を14時から控えていたので、先に展覧会を鑑賞しました。
今回の展覧会では国内所蔵品以外は全て、日本初公開の海外所蔵作品(67点)ばかりで、計74点が展示されています。私個人としては4年前に東京都美術館で開催された「ターナー展」を見て以来となりますが、今回は大きな油彩作品は少なく、水彩画、エッチング画が多く展示されていました。「光と色の魔術師」と言われたターナーの水彩画と油彩は素晴らしいことは理解していましたが、今回はそれらよりも、エッチング画でもあの「光」が描写されていることに心が動きました。どうすれば、この様な細やかな光の描写ができるのかと。
14時から映画を鑑賞しましたが、名声を得たターナーの晩年と最期に至るまでを現した作品でした。150分という長丁場の映画でしたが、彼の絵に対する情熱が少しは理解できたかと思います。
トークイベントではこの展覧会を主催した学芸員の解説があり、ターナーは水彩画家であり、油彩も熟しているが、極めた水彩の効果を利用して油彩を描いているとのことです。そして、彼は他人の絵にアドバイスすることが多いが、けっして避難することはしなかった人だったそうです。確かに映画の各シーンでも彼の性格が現れていました。
映画ではターナーが「ヘレヴーツリュイスから出航するユトレヒトシティ64号」という作品をロイヤル・アカデミーに出展するのですが、隣に展示し最後の仕上げに入っていたジョン・コンスタブルの朱色が効果的に配色された「ウォータールー橋の開通式」という作品を見て、自分の絵の右下に突然、赤色を描き込みます。これにより、ターナーの絵は一層魅力を増すというシーンがありましたが、映画を見る直前まで、私はこの絵を観ていたのに、この赤色には全く気が付きませんでした。もう少し注意深く鑑賞せねばならないなあと思いました(苦笑)。尤も赤色に違和感が無かったので気が付かなかったのかもしれませんが。流石はターナーですね。
また、時代の波と世の中の絵の好みの変化等から、ターナーの絵が廃れて来るのですが、それを救ったのが若き日のジョン・ラスキン… Read More
3.0
当たり前ですがターナーファンであれば間違いのない展覧会でしょうが、
期待していた分、ちょっと求心力の弱い展覧会だったなぁという印象です。
油彩少なめ、小品多め、似たような作品が連続する、という具合で
もう少しバラエティに富んだ構成だったら良かったです。
やはりファンは多いようで、平日昼間で結構人が入っています。
メディアで紹介されれば混雑しはじめると思います、お早めが吉。
5.0
版画の精密さに驚いた。
絵画と版画で両方を比べてみれるよう工夫してあり、違いを感じ取れた。
いままであまりみたことのないターナーの一面を知れて面白かった。
5.0
風景画ばかり展示してあるような、キャッチコピーだが、そうではない。
ちょうど、イギリスは産業革命の時代に入り、ターナーも敏感に反応した。
更に、ターナーの海の絵は、一面では、当時、英仏が戦争をしており〜トラファルガー海戦とか〜軍艦も多く描かれているし、山岳風景は、ちょうどこれまた、哲学者バークが、崇高概念を提唱したので、そこにも影響を受けたらしいと。
ロンドンの理髪師の息子が、ちょうど、ピクチャレスクの時代の美学に則り、あちこち旅して描き、超一流の画家ターナーになった。しかしそこには明らかに、時代の波、社会の波があったことがよく分かる展覧会。
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