4.0
森村泰昌の長編映像は必見、それを観るなら時間はかかります
1階の展示は、第一部「マルチプル_セルフ・ポートレイト」。 松井えり菜氏の変顔ポートレイト等の作品や、ユアサエボシ氏の架空の三流画家の一生を描く作品が多数並ぶ。 このテーマであれば森村泰昌氏は外せないが、平面作品は≪肖像(少年)1、2、3≫の1作品のみ。但し、75分の長尺の映像作品≪エゴ・シンボシオン≫、美術史上の大家に森村氏がなりきって、ダ・ヴィンチからゴッホ、ウォーホルなどを語るものだが、時間を忘れるおもしろ可笑しさ。普段は長編映像を避けるのですが、これは必見です。 2階の展示は、第二部「弓形とカテナリー」。 このタイトル、良く考えつくものですね。中西夏之の代表作のひとつ≪弓形が触れて≫のモチーフである弓型の曲線と、池内晶子の代表作である天井から吊るした糸の描く曲線(カテナリー)を引き合いに出して、二人の作家をフィーチャーしています。 池内晶子氏の糸の作品。好きです。 最初の部屋では、表題どおりのカテナリーを描く白い糸の作品が控えるのだが、その部屋の壁紙も白く、外部との明暗差もあって、入室直後は白糸がよく見えない。目慣れするに従い、繊細でやさしい造形が、徐々に鮮明に見えてくる。この視覚効果も… Read More








