風雲児の線
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横山操(よこやまみさお 1920-1973)は新潟県西蒲原郡吉田町(現・燕市)に生まれ、高等小学校卒業後14歳で上京し、デザイン会社で働きながら画家としての道を歩み始めます。しかし1940年に召集され、中国各地を転戦したのちは捕虜としてシベリアに抑留。1950年に復員すると川端龍子主宰の青龍社を中心に活動を再開します。
人間の営為を感じる風景や身近な構造物を画題としたエネルギッシュで迫力ある大作を発表し続け、世間に名を馳せました。1962年に青龍社を脱退すると活躍の場を個展やグループ展に変え、水墨表現に取り組むなど自らの創造の道を切り拓いていきます。1971年に脳卒中で倒れ右半身不随となり、絵筆を左手に持ち替えて制作をはじめますが、1973年に再び倒れそのまま帰らぬ人となりました。
本展では、画家・横山操の20年という短くも濃密な画業の中から、美術展への出品作、無所属で活躍していた時代の作品など、代表作を含めた約60点を展観します。また、これまで公開される機会が少なかった丹念で繊細に描かれた作品によって、ダイナミックな画風で日本画界に新たな風を巻き起こした画家の知られざる一面も明らかにし、滋賀県では初の開催となる回顧展で操作品の魅力を存分に紹介します。
会期 | 2025年5月15日(木)~2025年7月6日(日) |
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会場 |
佐川美術館
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展示室 | 横山操展,横山操 |
住所 | 滋賀県守山市水保町北川2891 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝日に当たる場合はその翌日 ※年末年始 ※展示替え等のため臨時休館する場合があります ※その他年間予定休館日は、イベントカレンダー(ページ左下)をご確認ください |
観覧料 | 事前予約制 一般 1,300円 高大生 900円 中学生以下無料 ※要保護者同伴
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TEL | 077-585-7800 |
URL | http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/ |
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