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青磁は並べて初めて比較できる私
9月20日 東洋陶磁美術館で開催されている特別展「CELADON―東アジアの青磁のきらめき」に行ってきました。
(開催期間:4/19 ~ 11/24)
撮影OK
講演会「青磁ってなに? 日本編」に参加
今回は、日本の青磁のモデルとなった越州窯と龍泉窯に着目しつつ、それらをインスパイアした日本の青磁と見比べ色味の違いを楽しみました。
色を比較するには、それなりの数がそろっていないと難しいですが、今回の展示会くらいそろっていると自分の中で納得できる比較ができますね。
以前、青磁は、青銅器を真似するために発展した陶磁器と聞いていましたので、青銅製品と同じ色のものを探してみたところ、ルーム1の「青磁貼花 夔鳳文(せいじちょうかきほうもん) 香炉」がかなりいい感じに見えました。また、展示物の説明を読んでみると、他の展示品も「住友グループ寄贈」の文が非常に多いことに気づきました。
日本で青磁がもてはやされたのが、中国の「明」の影響を受けた煎茶文化に傾倒したころだったことでした。ちなみに、抹茶は今のような鮮やかな緑色ではなく、白みがかっていたそうで、青磁とは色味の相性が悪く汚く見えてしまいます。逆に煎茶の黄緑色は青磁と色味の相性が良く見えます。住友グループの祖、住友春翠は大の煎茶好きだったそうで、煎茶席ではよく青銅器をめでていたそうです。抹茶席ではありえない組み合わせですよね。そうすると、青銅器に似せようと作られた青磁もその流れに乗るわけですね。だから、住友グループ寄贈が多いことには納得できるところでした。
なお、比較ではないですが、「飛青磁花入」(写真に出ているもの)の青磁の色はかなり緑色が強かったですが、安定感が半端なかったです。やはり、国宝って存在感が違いました。
(あくまでついでですけど、一度は見たかった、国宝の油滴天目茶碗も鑑賞できました)










