3.0
今を生きる4名それぞれのしっかりとした表現
HPを読むとなにやら難しく書いてあったけど、それは企画側の意図なんだろう。それよりも4名それぞれの、しっかりとした作品自体がとても良かった。
作風も向いている方向もまったく違う、でも視点のぶれの無さはどれも面白かった。
清水裕貴の写真と投影される文字やナレーションは、写真作品に深みを与えていたし、川田知志の部屋一面の制作中作品は圧倒的で気持ちよかった。臼井良平の作品は初めはあっけにとられるが「あぁこれが作品なんだ!」と理解できると面白かった。庄司朝美の作品は、驚かされる仕掛けは無いけど、じっくり観ていると心に染みついてきた。
元々庄司朝美の作品が好きだったので、まとめて観られるのは実に嬉しかった。
ビックリするような作品群では無いけど、飽きない作品揃いなのが好感が持てた。