5.0
もっとデザイナーの名前が知られてもいいのに
画家なら「〇〇展」というように画家の名前で開催されることが多いが、デザイナーはなかなか名前が知られていないことも多い。
この展覧会も西ドイツのデザインを表に出した展覧会だ。
でも絵と同じでデザインにもデザイナーの特徴や個性がでる。例えばヘルフリート・ハゲンベルグは〇を並べたり、集めたりその配置が個性的なデザイン。アントン・スタンコフスキーは鮮やかな色彩のシンプルな幾何学図形の組み合わせが個性的で、会場のポスターでも一目で彼の作品がどれかわかる。
中でも素晴らしかったのが、ルフトハンザのロゴやデザイン、ドイツの空港のピクトグラムをデザインしたオトル・アイヒャー。彼は1972年のミュンヘンオリンピックのデザインリーダーだったそうだ。
画家のようにデザイナーももっと「制作者の名」に注目してみていきたいと思った。