鑑賞レポート一覧

junaida展「IMAGINARIUM」

junaida展「IMAGINARIUM」

市立伊丹ミュージアム|兵庫県

開催期間:

  • VIEW223
  • THANKS3

絵本の1ページをめくるより何倍もの時間をかけて眺めたい

第一会場と第二会場に分かれています。
第一会場は原画がメイン。照明がかなり落とされていて絵に集中できます。
家で絵本を見ている時はお話の続きが気になってどんどんページをめくってしまうところですが、実際、原画を目の前にすると次の絵に進むのがもったいないほど、緻密で可愛くてちょっとダークな味わいがたまりません。心は中世のヨーロッパに降り立った気分です。どれほど眺めても細部に見過ごしているものがたくさんありそうです。1枚1枚に時間をかけて見せて頂きました。

地下にある第二会場には原画のみならず、「怪物園」の1シーンの映像や絵本以外の作品が展示されています。

まずは「怪物園」に出てくる怪物たちがゆっさゆっさと行進する映像。壁いっぱいに映っています。
絵本では想像するしかなかった怪物たちのうごめき、息遣い、行進する足音も聞こえます。怪物に紛れた子供もびっくりしているのかパチパチと瞬き(まばたき)をしているのが一瞬だけ映ります。
休憩がてら壁際にある長椅子に座ってぼんやり観るのがお薦めです。

こちらの会場の原画は展示順が奥から入口方向になっているので少し注意が必要です。自分は未読の作品だったので間違いに気づかず入口から見ていて最後にあれっ?となりました。

最後の展示はは文学作品の表紙や企業広告の作品。
書店で見かけたことのある本の表紙絵や街角やCMで見覚えのある広告の絵がjudaidaさんの作品であったことに、そして多方面の活動に精力的に関わっていることに驚きました。

出口の先にはグッズコーナーがあります。
絵本はもちろんアパレル、雑貨、文具など豊富にあります。クリアファイルではなく紙のファイルが目に留まったのでこちらを購入してみました。

伊丹ミュージアムのゆったりした雰囲気の中で、絵本をゆっくりと読み進めるように原画をひとつずつ眺められる素敵な個展でした。

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内線38さん、アバウトさん、Sukekiyo-Acckermanさん

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