MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜
京都市京セラ美術館|京都府
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バンクシーやカウズは知っています。
バンクシーやカウズは知っています。
で、これらの事はコンテンポラリーアートと呼ぶのだとばかり思っていましたが、アーバンアートでとか、コンセプトアートともいわれるんですね。
つまりこれらの作品は、現代の都会に住む人々の概念を表現した芸術ということか。
本展ではタイトルの通り、アーパンアートとしてみるべきなのでしょう。
まずは何といってもバンクシー。
代表作となる「少女と風船」や「愛は空中に」についてはもう何度も見ているので特筆すべき言葉が見つからないのですが、今回のヒットは「この椅子使っていますか?」
エドワードホッパーの名作「ナイトフォークス」の模写でありながら、本家よりも一回り以上大きい油彩画。(どうやら、バンクシーの絵としては最大の作品らしい)
しかも左の薄暗い路地にはユニオンジャックのパンツを履いた太ったスキンヘッドのおっさん。手にはオーストラリアのビール瓶を持ち、ダイナーのウィンドウに投げつけたのか、プラスチック製の椅子が路上に転がり、ウィンドウにも大きなヒビが。
本家では気だるそうにしていた絵画の登場人物もみなこのおっさんにくぎ付け。
解説には英国のフーリガンに対する皮肉であるとか、ホッパーやウォーホルに次ぐ美術史の巨匠としての彼の席を要求しているのだとか書かれているけど、それだけではないような気もするし、単なるパロディとして面白がっているだけのような気もします。
そしてカウズ。
カウズといえばコンパニオンですが、「広告への悪戯」がポップでいいです。
もはや知る人は少ないかもしれませんが、昔のテレビアニメ「ドロロンえん魔くん」のエンディングテーマの画像をちょっと思い出しました。なんてサブカルチャー・・
バンクシーやカウズなら知っています。
でも、無数のルービックキューブを利用してピクセルアートを描いたインベーダーや
鮮烈な青と赤が印象的なバリー・マッギー。
ストリートアートの先駆者、リチャード・ハンブルトンなどは正直、知らなかった。
しかしながらこのジャンル。このアーティスト達。
しっかりと心に焼き付けました。
これだからアートは面白い。
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