コンパクトだけど見ごたえたっぷり

GW中に伺いました。
メナード美術館はどちらかというとコンパクトな美術館ですが、今回はピカソやセザンヌ、シャガールや東山魁夷など有名なアーティストの作品もあり非常に楽しめました。
入館料も広さからすると妥当な安さですが、見ごたえで考えるととてもお得です。
受付から展示室の開き戸を自分で開けて入るのは、他の美術館にはなくてワクワクしますね。
扉を開けると、マリノ・マリーニの馬の彫刻が。
丸みを帯びていてなんだか穏やかで癒される。守護神というのも理解できます。
ミュージアムショップには、この作品とそれを観る人を描いた島田章三の作品のポストカードが売られていて思わず買ってしまいました。これもメナード美術館の所蔵作品らしいです。

次の部屋の1枚目にはセザンヌの作品。こちら、真正面から見るとさほどでもないのですが、少し離れて横から見た時の光の加減がすごい。本当に自然光が人の体に当たっているように見え、印象派の技術を実感できました。

個人的に印象に残ってるのは中村彝の作品。作品のモデルが新宿中村屋の長女だそうですが、その表情がなんとも言えず可愛く、心がキュンとなりました。
どういう想いで、筆を走らせる作者を見ていたのか、気になりました。

展示室は4つくらいに分かれているので飽きずに見れます。自然光が入る展示室もあり、心地よい雰囲気。
GW中でしたがひとつの展示室に2~5人ほどでちょうど良い込み具合でした。
子供連れの方もいて、ここなら気軽に家族で有名な絵画を楽しめると思いました。