YUMING MUSEUM
六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー|東京都
開催期間: ~
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ユーミンの世紀
終幕直前になってしまいましたが、松任谷由実さんのデビュー50周年を記念した【YUMING MUSEUMユーミン・ミュージアム】を訪問しました。
ユーミンこと、松任谷由実さん・・・・知っている曲全て好き。
というか彼女の歌を聞いたこと無い方って今の日本国民にいるんだろうかというくらい、生活に浸透したしたシンガーは他にいないのではないかと思います。
彼女の曲を初めて意識したのは、人生初めてスキーを習った●●年前の冬。
転ぶまいと必死に踏ん張りボーゲン練習する自分の思い出は綺麗な雪景色ではなく、足元のスキー靴とゲレンデにずっと流れていた【恋人はサンタクロース】のサビ部分でした。
誰が歌っていたのか当然知る由もなかったのですが、その後もテレビドラマの主題歌として途切れることなく、いつでもどこでもなにがしか聴こえてくる明朗なユーミンの伸びやかな歌声に、ファンになるより前に自分の日常にあまりにも自然に存在し続ける声が彼女でした。
何度かあった卒業式でも歌ったし、なんなら教科書にも載ってたし。
ジブリの映画TV放映でエンディング何度も聞いてるし、連ドラの主題歌だから覚えちゃったとかあまりにも自分の日常に溶け込んでいるユーミンの楽曲の数々。今思い返すとこのコンスタントな流行って凄いですね。
今展覧会では現在までの秘蔵写真やステージ衣装、直筆の原稿などを展示して、常に音楽シーンの最前線で新たな扉を開いてきたユーミンの“これまで”と“今”、そして“明日”を届けていく事をコンセプトにしています。
会場は東京港区の六本木ヒルズ52F東京シティビュー。
高所エレベーターあるあるな耳がキーンとする現象を誤魔化しつつ、時間予約した上で展示会場へ。
混雑もしておらず、会場の客層はやや高めで30代~50代くらいのお仕事帰りとおぼしき働き世代が多く、落ち着いた雰囲気です。
バーコード読み取りの入口から会場に入ると、キラキラネオンの輝く東京の夜景を背景に、真ん中にグランドピアノと、その上を舞い上がるようにA3サイズの作詞作曲の原稿、途中のままの譜面が吊り下げられたり、周りを囲むように展示されています。
原本を拡大コピーした原稿用紙には、二重線だったり打ち消し線もそのままな彼女自筆の作詞があって、実際の彼女の葛藤が伺え、ドキドキします。
展示の中では、この自筆の原稿が一番面白かったですね。彼女が伝えようとした思いがそのまま表れいるようで。
会場の隅にはバーコードの看板があって、スマホのアプリに音声ガイドをダウンロードするのも面白いです。
アプリに慣れない人にはスタッフが丁寧にお声掛けしてます。さっそく自分もダウンロード♪
内容は、ユーミン本人の声での展示会場の解説が1つと、ユーミンのファンである著名人のコメント集の2つ構成。
なんと3時間有効の時限付でした。鑑賞特典ですから当然なんですが、時限無かったら嬉しかったかな~と思います。
そしてコメント集の著名人が凄い豪華です。
【一部抜粋】
JUJU(歌手)、鈴木敏夫(スタジオジブリプロデューサー)、玉ノ井親方(元大関・栃東)、徳永英明(作曲家)、羽生結弦(フィギュアスケーター)、
林原めぐみ(声優)、ビートたけし(漫才師/映画監督)、堀江翔太(ラグビー選手)、YOASOBI-Ayase(音楽ユニット)、リリー・フランキー(俳優)他・・・
職業も年齢も、ふり幅の広さが凄いですね。さすがの半世紀。
シニア世代はデビュー当初から親しみ、若年層のファンは自分の親が口ずさんでいたのを育ちながら覚えたとのコメントもあって、ファン層の厚みを表しています。
展示会場は、始めのピアノの広場から、ユーミンの発売してきたアルバムジャケットと、活躍した1970年代からのポートフォリオがズラリと並びます。
デビューした1970年代からバブル絶頂の80年代。ファッション見本市のようなユーミンの姿に昭和後期~令和のカルチャー史がリンクします。
ジャケット写真のデザイン、並べてみると本当にデザイン性が高くて、そのカッコ良さに思わず手に取りたくなります。
(実際グッズ売り場で売っていたジャケット転写の絵ハガキ買っちゃいましたが)
彼女のプライベートと言える美大在学時の胸像模写や静物画、習っていた三味線や愛読していた小説(ミステリー多かったですね、意外!)など、デビューまでに彼女が親しんだ
音楽以外の素養は新たな発見です。
そして次は彼女がこれまで行ったライブで着用したファッションの数々がズラリと並ぶ、圧巻のステージ衣装ブースへ。
始めに目に飛び込んできた原色黄色でスパンコールを散りばめたレオタード風(?)に、青と黄色のカラフルな鱗の魚に頭を齧られてるかのような帽子衣装でビックリ( ゚Д゚)しましたが、
それすら派手に思えないくらい他のステージ衣装も個性が強烈。真っ白なピエロだったり、三銃士のようだったり闘牛士のようだったりかぐや姫のようだったり眩しい(笑)
壁面にはキラキラしい衣装のユーミン実際のステージの様子を抜粋した映像や写真が展示されていて、眼がクラクラしそうな華やかな衣装。
派手な服を凌駕するユーミン自身の圧倒的なオーラが、ステージの主役が誰なのかを現しています。
会場を巡りながら、彼女の曲が浮かんでは消えてきて、夢見心地なまま会場を後に。
帰りは当然スポティファイでユーミン特集を聴いて余韻に浸りました。
巡回予定は今のところ聞いていないので、お時間あって都内のパノラマ楽しみたい方に是非お奨めします。
【YUMING MUSEUMユーミン・ミュージアム】
50th Anniversary Exhibition of Yumi Matsutoya “YUMING MUSEUM”
会期:2022年12月8日(木)~2023年2月26日(日)<81日間>会期中無休
会場:東京シティビュー
開館時間
10:00~22:00(最終入館21:00)
お問い合わせ:03-6406-6652
(東京シティビュー 受付時間 10:00~20:00)
https://tcv.roppongihills.com/jp/
公式SNS
@yumingmuseum
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