特別展 「小堀遠州と金沢」
金沢市立中村記念美術館|石川県
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金沢における遠州の活躍を知る、絶好の機会。
小堀遠州と金沢の繋がりは、加賀藩主利常(三代)と光高(四代)が、遠州に茶の湯を学んだこと、茶道具収集の助言を受けたことなどにあり、そして、遠州と前田家および加賀藩重臣たちとの交流もより深まったという。
本展覧会では、昭和49年3月に中村栄俊氏開催の「遠州忌茶会」より道具取り合わせも展示。中村記念美術館は、金沢ならでは!とも思える素晴らしい茶道具を多く所蔵している。また、所蔵品を大いに活用した企画展も充実し、金沢に出向いた際は絶対に立ち寄りたい美術館である。
偶然なのか、石川県立美術館 前田育徳会尊經閣文庫分館でも「特別陳列 小堀遠州と前田家」を開催されていた。金沢での遠州の活躍を知るとても良い機会に恵まれた。
・千利休《虫喰茶杓》桃山時代16c:茶杓の節の上に「虫喰い」の穴が空き、なんとも鷹揚な景色にみえる。
・《黒織部沓茶碗》桃山-江戸時代17c
・雪舟等楊《鐘馗図》室町時代15c
・三代 魚住為楽《砂張鉦》1986
◎昭和49年3月 遠州忌茶会の使用道具[中村栄俊『金沢 茶道具と美術』北國出版社発行、1978]
[寄付]
・《南蛮人蒔絵硯箱》桃山時代16c:
・《交趾菊蟹香合》明時代17c:寄付
[本席]
・辻与次郎《姫瓜釜》桃山-江戸時代16-17c、金沢市指定文化財
・《唐物肩衝茶入 利休小肩衝》南宋-明時代13-15c、、金沢市指定文化財
・小堀遠州《共筒茶杓》江戸時代17c、重要美術品、金沢市指定文化財
・《青井戸茶碗 銘 雲井》李朝時代16c
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