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Human and Animal 土に吹き込まれた命

Human and Animal 土に吹き込まれた命

岩手県立美術館|岩手県

開催期間:

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土を感じる。命を感じる。

購入した図録によると本展は岐阜県現代陶芸美術館・滋賀県立陶芸の森陶芸館に続いての展示となるらしい。岩手県立美術館では舟越保武の彫刻作品も多く展示されている。陶芸が主流の美術館ではないが、そのような関係もあり開催の流れになったのであろうか。
前置きはこれぐらいにして本展についての感想を述べていこうと思う。
本展は5名の作家の作品を集めた展覧会である。
入り口に入ると真っ先にステファニー・クエールのStandingMonkeyFrontが待ち受けている。本の上に立つ姿は土の力強さと野性味を感じさせる。中に入るとクエールの様々な作品が展示されている。マン島の豊かな自然の中で作られた作品群は動物の荒々しさと野生の雰囲気を感じさせ、今にも動き出しそうな気配がした。

次の部屋に進むとフィンランド出身のキム・シモンソンの作品が展示されている。彼の作品は陶器にしても磁器にしても存在感を強く感じさせる。ペイントや緑のナイロン・ファイバーを用いて苔のような質感を再現させた作品群は圧巻だ。確かにそこにモス・ピープルは存在し我々に何かを語りかけてくるのだ。

隣の部屋に進むとベス・カヴェナーのシャドーパートナーが、こちらを覗いていた。言葉を失う。あまりにも、強くしかし弱く、こちらを覗き睨んでいる。大くは語らないがぜひ、ご自身の目で見ていただきたい。貴方はこの作品で何を感じるか。

次の部屋にはスーザン・ホールズの作品群が並んでいる。彼女の作品はとても表情が豊かだ。中の空洞だけではなく回りの空間までも存在を感じさせる。緩やかな存在がその場を満たしている。

最後は奈良美智の部屋であった。
部屋がまるでアトリエのように作品が並べられている。大小沢山の作品はそれぞれ個性がある。どれをとっても、物質としての重みしかし軽み、存在感を訴えかけてくる。広い部屋には沢山の存在感が散りばめられているようだった。

私は休日の昼間に訪れたが来館客は少ないようだった。素晴らしい展覧会なので是非、沢山の方に訪れていただき、土に吹き込まれた命を感じていただきたい。

長くなってしまったが、ここで感想を終えるとする。

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