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魅惑のミニチュア ドールハウスの世界展 世界のアンティーク~現代日本作家の超絶技巧

魅惑のミニチュア ドールハウスの世界展 世界のアンティーク~現代日本作家の超絶技巧

そごう美術館|神奈川県

開催期間:

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ドールハウスの始まりと今

二百年以上前から代々受け継がれてきた教育目的のドールハウスから現代の作家が作る表現としてのドールハウスまで、今昔様々なドールハウスを見ることができました。
昔裕福な貴族の子女の教育目的として、また富の顕示としてのドールハウスは一つ一つがその時代の技術の結晶として作られており、現代でも十分以上に通用する緻密な作りで感動しました!
特に小さな食器類はおもちゃというより芸術品で、細かな模様や小さな取手まで再現されていて見ていて楽しかったです。
時代が進むにつれて海外の文化が入ってくるとそれもドールハウスに現れていて、可愛らしい洋館に扇子があったりと世相が写し取られていることも感じられました。
一番驚いたのが現代の開閉式のドールハウスが既に2世紀以上前に作られていたものであること。
今のドールハウスは繊細な観賞用と量産される子供の玩具に二分されていますが、その基礎はずっとずっと昔から受け継がれてきたものであることがわかり、興味深かったです。
現代の作家さんが制作されているドールハウスは、定番の華やかで可愛らしい洋館から京都の商家をイメージした和室、荒廃した世界に取り残された小屋、飲み屋街や学校の教室など個性豊かでどの作品も現実とリンクする面白さがありました。
特に面白かったのが水槽や釣り堀のある居酒屋さんのミニチュアハウスで、小さな競馬雑誌や週刊誌があったりビジネスバッグやかわいい長靴があったりとどんなお客様がいるのか、ざわめきが目に浮かぶようでした。
また、やや大きめの作りのテディベアミュージアムは小さなテディベアがとにかく数え切れないくらいにたくさんいて、どの角度から見てもかわいいの宝庫でした!
モデルがあるならぜひ行ってみたいです!
ドールハウスの歴史や今の発展の仕方まで知ることができてとても楽しかったです!
1点だけ残念に思うところがあるとすれば、これは何で出来てるんだろう?ときになることが多くありましたが素材に関してはあまり情報がなかったことです。
制作過程なども少し知れたらもっと興味深く見られたかなと思いました。
それ以外想像以上の展示で本当に満足でした!
ドールハウス好きな方も、詳しくないけど気になる方も、ぜひ行ってみてほしい展示でした!

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内線38さん、Audreyさん

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