鑑賞レポート一覧

イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき

イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき

Bunkamura ザ・ミュージアム|東京都

開催期間:

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つい時間を忘れて見入ってしまう、すてきな展覧会でした。

私は北欧デザインが大好きで、そしてガラスも大好きで、更にテーブルウェア好きでもあるので、もうこの展覧会は、「行くっきゃない」でしょう!!でした。不注意にも急に時間が出来た例の9.27(休館)に出かけてしまいました。
会期は凡そ2か月。コロナ禍もやや落ち着き、各イベントも人出が多くなっています。ズボラな私は特に日時予約せず、平日午後の訪館でしたが、問題ありませんでした。たまたまかも知れませんが…。会場内も、まんべんなくざっと人がいる程度で、混雑や見にくさは全くなく、ゆったり鑑賞出来ました。
展示は、先ず、イッタラの歴史と時代を追った変遷。次にデザイナーたちの特徴個性、技法など、そして実際に製造に使われる木型等の道具や、職人らの活動映像も交えながらで、とても分かりやすかったです。そしてイッタラの哲学、13の視点を挙げて、その芸術を読み解いています。全章に渡って、変化しつつも不変の工房精神と、フィンランドの自然のへの想いを、中心軸に据えた展示でした。鑑賞しながら勝手に頭の中でシベリウス♪フィンランデァ(自分が昔楽団にいた頃、好きで良く演奏した曲なので)が流れていました。更に、イッタラと日本双方デザイナーの眼を通してのつながりも紹介されていたり、最後、可愛いトイッカ バードたちに見送られ、より親近感も持って鑑賞を終われました。「不確定なものに感じる安心感」なるほど…。
全体に今回東急さん、ライティングが素晴らしく、作品のキラキラ感が強調されていました。導線も空間のとり方もとても良かったです。
それから、私は今まで無知で、イッタラは「シンプル」と「機能美」のイメージでしたが、今回Ultima Thuleに魅せられました。近いうちにぜひぜひ買いたいです。会場限定販売のアアルト ベース「クリア1937」は、残念ですがちょっと手が出なかったので…。
帰りがけに(これは入場しなくても見られます)Bunkamura 1階インフォメーションで「イッタラ展」×エルベ・シャトラン スペシャルディスプレイ、フィンランドの湖上にふわりと舞い降りる蝶、も忘れずに見ることが出来ました。今はもうお花が変わっているそうですが…。正面エントランスには《カステヘルミ》キャンドルホルダーのオブジェも特別展示されていました。イッタラの人気ラインナップ《カステヘルミ》のキャンドル325個を使用したタワーでした。思わず「うお~っ」と声が出てしまいました。

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