鑑賞レポート一覧

佐伯祐三 自画像としての風景

佐伯祐三 自画像としての風景

東京ステーションギャラリー|東京都

開催期間:

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展示室で「佐伯芸術の魅力」をどれだけ発見できますか!

最近の「東京ステーションギャラリー」サマの展覧会が見応え抜群ということ、既に周知のことかと。。。「佐伯祐三」展も、期待を遥かに超えた展示でした。特に素敵だと心打たれたことは、佐伯作品と展示の背景となる「赤レンガ」の調和の素晴らしいこと。それに、個性的な展示室の使い方も効果テキメンでした(いつものことですが…)。そして、大阪中之島美術館所蔵作品の「夢の大量貸し出し」を実現してくださったことにも御礼申し上げたい…という気持ちで展示室を巡った。
◉混雑状況など
平日の午後に伺ったところ、全体的にどの部屋も混雑していたがストレスなく見られた。エレベーターを出てすぐの展示室はかなり混んでいたが、タイミングを見計らえば長居可能。
◉個人的な希望
東京ステーションギャラリーサマ、「佐伯祐三と荻須高徳」展も是非ともお願い致します。

さてさて。展覧会では、佐伯が描いた「都市・町」ごとに章立てされているため、町を通して見いだされた「佐伯の視点」が面白いほど具体的となる。どの作品も「迷いのない勢いのある繊細な線」で構成されているところには圧倒された。1920年代後半のパリにおける絵画史料ともいえる佐伯作品。佐伯芸術の魅力を存分に堪能した展覧会であった。
・コルドヌリ(靴屋)
・洗濯屋
・運送屋
・新聞屋
・酒場
・アン・ジュノ(広告)
・街角の広告
・ガス灯と広告
・テラスの広告
・広告貼り
・広告のある門
・門と広告
異国の土地で目にする新世界を自らの手で、できることなら全てを描きとめたい…という気持ちに駆られたのではないか。一方で、同題材の作品を描き重ねることから、心に記憶として刻んでいるようにも感じる。佐伯作品の魅力の探求は尽きることがない。

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morinousagisanさん

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