没後50年 鏑木清方展
東京国立近代美術館|東京都
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美人の絵に魅了されて
平日の日は空いてるだろうと軽い気持ちで見に行ったら混雑しててビックリしました。着物を着て見にくる方も大勢いました。年配方が多かったですが、若い人達も見に来てました。綺麗だけでなく絵に魂が入っている感じがありました。着物の柄、日常の風景が映像のように浮かび上がる作品がいっぱいありました。なんといっても「築地明石町」の作品は印象に残ってます。チラシにも載ってましたが、この絵がきっかけでした。他に印象に残った作品は「京鹿子娘道成寺」「七夕」「三遊亭円朝像」「浜町河岸」「木場の春雨」「芝居絵十二題」「桜姫」「夕立雲」「春の夜のうらみ」「清泉」「遊女」「黒髪」「薄雪」です。数が多くてキリがないですがどれも印象に残ってます。どの絵も共通してるのは線の細さが浮き出てました。女性の描き方がデリケートに慎重に描かれてた感じがあって本当に綺麗な人が存在したんじゃないかと思わせる感じがありました。鏑木清方さんの貴重なインタビューの音声も聞いて面白かったです。小さい頃に芸事がみじかにあって歌舞伎を毎日見に行ってスケッチもしていた話が面白かったです。綺麗な物しか書かないポリシーの貫き方はかっこいいと思いました。書く上で何を大切にしているか、自分の中のポリシーを曲げずに続けて行くのは難しいなあと思いますが貫く姿はかっこいいのと見習わないと思いました。物販コーナーも混んでましたが、図録を買いました。見終わった後、外は雨が降ってました。「築地明石町」みたいな美人が実在しないかなあとバカなこと想像して傘を買って帰りました。
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