ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会
国立新美術館|東京都
開催期間: ~
- VIEW1249
- THANKS1
ファッションは熱烈な創造の賜物だ。
「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」は全ての訪問者が楽しめる展示内容だった。
戦前〜戦後〜高度経済成長期〜今までの歴史に沿ってファッションの変遷が語られている。
フロアは大まかに20年毎くらいに分けた展示でマネキン数、コレクション映像の多さに圧倒された。とても大ボリュームだ。
その分かりやすいセットが故に見ていて飽きることはなかった。
時代が移り変わっていくたびにマネキンが表情をかえ、販促運動のポスターを見ることで人々の思いが表現される。
ファッションショーの映像には当時を煌めくモデル達が服とともに躍動する姿がそこにはあった。
プロローグは戦前戦後から始まる。
明治・大正時代の洋風ブーム、戦後の洋裁学校の増加、学生運動から自由を掲げる時代へ。
時を経て、アバンギャルドの時代(山本寛斎のデヴィット・ボウイ<出火吐暴威>は何度見てもにやけてしまう)、バブルと肩パッド、
ストリートギャルファッション、kawaii文化のロリータ、サスティナブル、
これらは全て、時代に馴染みきったものではないが、その新しい切り口を見つけたもの達の熱烈な創造の賜物こそが時代を揺れ動かすものなのだと悟った。
この展示で私はファッションは人間心理から生まれたのであるし、同時に社会を記録を残す役割を持っていることを再認識した。
とっても楽しかった。
- THANKS!をクリックしたユーザー
- Audreyさん