ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
国立国際美術館|大阪府
開催期間: ~
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各セクションに1作品は注目作品あり
日時指定の展覧会で、激込みは避けられたようです。
展覧会は7つのセクションに分けれれたために、展示室が細かに区切られ、そのために展示場が狭くなって、展示室へ入ったときは「密!!!」と小さく叫びました。
このような有名作品が並ぶ展覧会では、日ごろ美術館へお出かけにならない方も多いのか?展示室では当然のことが難しいようでした。
これ以上は前に出ないでの境界線の中へどんどん入って見る、注意した監視員に逆切れするおばあさん、必ずいる作品リストを丸めて作品を指しながら隣の人に話しかける人、監視員さんは「お話をお控えください」のプレートをお持ちだが、来館者はお構いなし、全く見てないのでは?と様々な人間模様の方が気になった展覧会でした。東京へ行っていつも驚く展示室の静かさ。
皆さんのお目当ては、メインヴィジュアルにもなっているゴッホの「ひまわり」。かの作品は展示室最後に神々しく展示されていました。たくさんの解説付きで。ゴッホが描いたほかの「ひまわり」も写真で紹介され、展示された「ひまわり」の作品的位置づけなども興味深く拝見しました。
私の個人的お目当ては、カルロ・クリヴェッリ「聖エミディウスを伴う受胎告知」
遠近法と細かな描写。お目当てはイタリアルネサンスのセクションにあり、展示室はいってすぐにありました。単眼鏡でまじまじ拝見。細かい!隅々まで観ても発見ありで飽きない、ずーっと見ていられそうでした。
フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」左に窓がないフェルメール作品。重厚なカーテンの後ろはどうなてるの?ヴァージナルと後ろの壁の左側は窓なのかしら?
小さな作品で、ここでも単眼鏡が活躍、女性の袖、髪飾り、椅子の背などなど見どころありでした。
61点でもかなり有名どころの作品ありで1点1点みていくと見ごたえあり。
海外の美術館は多くのお金持ちの寄贈で成り立ってきたのだと、美術館の成り立ちも展覧会の在り方も日本とは違っていると感じました。
youtube「ロンドンナショナルギャラリー展 オンラインガイドツアー」での予習がお薦めです。
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- BY morinousagisan